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「えっ、勘違いってどういうこと?」
「ファナさんのお腹の中に赤ちゃんがいるんだよ。」
・・・・ええっ!
「ファナさん、こんなやつとそんなとこまで!」
「今からでも遅くはありません、私も付き添いますからご主人に謝りましょう!」
「え?え?」
「だからなに訳の分からないことを言ってるんだよ!」
「なぁんだ、ご主人とのお子さんだったんですね。」
「ははは、てっきりコイツとの子供かと。早とちりしちゃいました~」
「だから違うって言ってるだろ!それでな、そのお祝いになにがいいかって考えたときに、その白い花の存在を聞いてな。」
「それで私たちと一緒に白い花を探しに行ったということね。」
「で、お願い事はなににしたんですか?」
リリカがアーカムに訪ねる。
「これからやろうと思ったところにおまえたちが邪魔しに入ってきたんだよ。」
「ははは、ごめーん。」
両手を目の前で合わせて頭を下げる私。いやー恥ずかしい。
「よし、じゃあ、やってみるぞ。
ファナさんから元気な赤ちゃんが産まれますように。」
白い花をファナさんのお腹に向け、そうアーカムが告げた時、白い花がゆっくりと花びらを広げた。
「咲いた!白い花が!」
「ありがとうみなさん、これで安心してこの子を生むことができるわ。」
「よかったですね、ファナさん!」
「へぇ、そんなことがあったのか。」
お茶をすすりながら話を聞いていたエルウィン。
「そういえば、白い花をもう一輪持っていたよな?それはどうするんだ?」
「じゃあ、私使っていい?」
私はそう言って残った目の前にある白い花を拾い上げ、その白い花に向かって話しかけた。
「元の世界に戻れますように!」
そういった瞬間、白い花はみるみるうちに萎れ、枯れてしまった。
「ははは!こりゃ傑作だ!」
大声を出して笑い出すエルウィン。
「大丈夫ですよ、シズクさん。」
一生懸命私を慰めようとするリリカ
どうしてこうなるのよー!!




