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「・・・で、なんであんたがここにいるのよ。」
私は目の前にいる青年に話しかける。
「・・・それは俺のセリフだ。」
私の隣にいるエルウィンも目の前の青年に話しかける。
私たちの目の前にいるのは、こないだ広場で出会った外国から来たという青年、アーカムだ。
「まぁ、そんなこと言わないでくださいよ。」
「大体こっちはシズク1人だけで手一杯なのに、これ以上人間を増やしてどうするんだ。こっちにはそんな余裕は無いぞ。」
「ちょっと、エルウィン、それってどういうこと?それって私が邪魔者みたいじゃない!」
全く失礼な言い方だ!
「実際その通りだろうが!」
なんだと!?
「2人とも!そんな言い方しないでください!はるばる外国からやってきたお客さんなんですから!」
「いや、邪魔なら帰るけど・・・。」
アーカムが席を立とうとする。
「「そう思ってるなら帰れ。」」
「そ、そんなこと無いです!ゆっくりしてってください!お二人もそんなこと言わないでください!」
精一杯のフォローを入れるリリカ。
「・・・で、何のようなんだ?」
ぶっきらぼうに話を振るエルウィン。
「実は手に入れて欲しいアイテムがあるんだけど、「幸せを呼ぶ白い花」って知ってるか?」
幸せを呼ぶ白い花?
「二人とも知ってる?」
私はエルウィンとリリカに訪ねる。
「あぁ、知ってるぞ。」
「ええ、このリーゼガングに住む人なら誰でも知っているお話です。つぼみのままの花を持って願い事を言いい、つぼみが開いて花が咲くとその願いが必ず叶う、という話です。私も実物は見たこと無いんですけどね。」
へぇ、以外と素敵でロマンチックな話を知ってるじゃない。
アーカムは話を続ける。
「それを一緒に探し出して欲しいんだ。とはいっても何も情報が何も無いんだ。何か知っている情報があったら教えて欲しいんだけど・・・。」
「そう言われましてもね・・・私も実物見たことないし・・・。」
「知らん。」
と、エルウィンは一蹴。
「大体俺はそんな迷信には騙されない。願いを叶えたければ自分で力を尽くしてつかみ取る物だ。」
うん、なんかエルウィンにしては良いこと言っているような気がする。
「でも今回は自分のためじゃないんだ。俺の好きな人のために、その白い花を取ってきたいんだ。」
「へぇ、その相手ってだれ?」
「それは秘密だよ。誰だって秘密にしたいことだってあるだろ?」
まぁ、確かにそうだね。
「この情報は人から聴いた話なんですが、それでも良いですか?」
「本当か?どんな情報でもいい、聞かせてくれ!」




