最終話 「その後∥Afterwards」
___崩れた。
___崩れた。
6 「その後∥Afterwards」
正確にはその場で泣き崩れたって感じだった。とりあえず戦いが終わったっぽいな。
俺は何故アンタ達(影)が出てきたのか教えてもらった。
身振り手振りで説明して貰ったのだが理解するのにとんでもない時間が掛かってしまった。
どうやらこっち側の影は影姫の事を悪い霊と思っていたらしく、何時かは懲らしめようと思っていたらしい。
しかし神社に行こうとしたが、神社自体に結界らしき物が張ってあり、自分だけでは神社の近くにだけしか行けなかったとの事。
そこで人間の影に(勝手に)潜まして貰い結界をすり抜ける事にしたのだが、古びた神社に近づく人間自体が居なかったという訳。
そこで俺の出番だったらしい。
とりあえず「影も霊だろ!」とツッコミたかったがあえて言わなかった。
しかし敵側の事も聞いてみたところ、どうやら影姫達もこっち側の影の事を悪霊だと思っていたらしい。
どうやら影姫はこの神社にいた巫女だったらしいが、持病で死んでしまったらしい。
そして誰も後を継ぐ者が居なかったため、霊と化して神社を見守っていたらしいが、近頃に何者かが神社を狙っている感じがしていたとの事。
そこで自分が死んでしまう前に死んでしまった二人の支えていた者の霊(影)と神社を守っていたらしい。
複雑な出来事だな。
そんな感じで理由が分かった二人は和解した。
その後は何事も無かったような日常に戻ってしまっていた。
「また非日常を探さなくちゃな」って思って、また非日常を探し始めた俺だった。
言い忘れてたけど、最終的にはあの影と影(姫)巫女は和解した後仲良くなって、二人で暮らすようになったってさ。
おわり。
これで最後となりました。最後まで読んでくださってありがとうございました。
今後は小説を書くかもしれないし書かないかもしれません。
つまりどっちか分からないです(笑)
でも新しく書いた時はそちらの方も読んでいただけるとありがたいです。
それでは、さようなら~。