トラック運転手
「よろしくお願いいたします」
そう言って、その人はどこかへ行った。
僕は運転席に移動した。そして、トラック運転手としての仕事が始まった。
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カーナビは誰かがセットしといてくれたみたいだ。さっきの人かもしれない。
そう考えていると、左折地点に到達しようとしていた。
僕はハンドルを思いっきり左に回した。
曲がりきると、ふわっと、トラックはジャンプした。
前方、少し先には次の信号を待つ車が止まっていた。
トラックは着地したばかり。スピードはかなり出ていた。
僕は、急いでブレーキを踏んだ。強く踏んだ。
何とかスピードを緩めることができた。
そして、信号を待つ列に並ぶことができた。
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少したって、ちょっとだけ運転に慣れてきたころ、対向車線にはトラックが向かってきていた。
すれ違う直前、僕は少し左にハンドルを回した。怖かったんだ。
すれ違うと「バン」と大きな音がした。電車がすれ違うときと同じ感覚だ。
更に時間がたって、また交差点に差し掛かろうとしていた。
信号は青色だ。真っすぐ進んだ。
その瞬間、またトラックがジャンプした。
僕は違和感を感じブレーキを踏んだ。
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道路の右端にトラックを止め、その後ろに僕はいた
けが人もいた
少し時間がたった。110番に電話をかけた
更に時間がたち、救急車が走ってきた。僕は思いっきり手を振る
しかし、どこかえ行ってしまった
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僕は、実家にいた。何故かわからない。記憶がなかった。
家の外にいた。外は明るくて、色が薄く見えた。
どうやら二人の子供を殺してしまったらしい。
いつ誰に聞いたかは覚えていなかった。
だけど、ほんとのことなんだろう。
多分、一度目にトラックがジャンプした時に二人殺したんだ。
少し遠くいる父親が目に映った。直ぐに視線を戻したから表示はわからなかった。
しかし、カメラをこっちに向けていたのは見えた。
周囲を少しみる。一般人と警察官がいた。
お母さんは家の中かな
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そして、僕は気が付いた。「今日が、最後か」