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第4話/対魔獣会議

ギリギリ毎日投稿。でも明日は厳しいかもしれないです

では、第4話。お楽しみくださいな


今日も変わらずカウンターに頬杖をつきながらレシピを書いていく

普段と違うのはポーション系統のレシピではなく、旅用の保存食や、容量の大きいマジックバックのレシピ。移動用の魔道具など。本格的に旅を始める準備を進める。

カリカリというペンと紙が擦れ合う音だけが響く店に。カランカランと来客のベルが鳴った。


「よう。そろそろ注文の品はできたか?」

「えぇ、むしろちょっと遅かったくらいね。届けに行ってもよかったんだけど。面倒だし」

「だから客がこねぇってのもあると思うがな…」

「うるさいわねぇ…はいコレ。中位中級1本に中位下級3本。下位上級6本。下位中級10本ね下位に関しては作り置きだけど、効果は保証するわ」

「効果に関しちゃ心配してねぇって。味もいいしな。マジでどうやって作ってんだコレ…」

「企業秘密よ。で、なんだけど。ちょっと取引しない?」

「取引ぃ?どういうこった?」

「どういうって…まぁ。私にも魔獣討伐。手伝わせて欲しいなって。こういうこともやって経験を積みたいっていうのが大きいのよ」

「………確かに戦力にはなるが、ダメだな。流石に危険過ぎる」

「危険なのは重々承知よ。で、ここが取引の内容なんだけど。私の秘蔵のポーション。いざって時は使っていいわ。中位中級も追加で2本までなら出せるし。中位下級は5本までなら出せる。どう?」

「…いや…しかし」

「ちなみに、秘蔵のは、コレよ」

「……緑のってことは…上位下級か!?なんてもん出してやがる!?」

「コレで相応の覚悟があるってのはわかってくれた?上位下級なんて2本しかないけど。片方はこの魔獣討伐に使ってもいい。どう?」

「お前が倒れた時に使う。ってことも出来るわけだ。あぁ…クソ。連れてく口実にしちゃ申し分ねぇな!いいぜ。ただし、無茶だけはすんなよ。わかったな?」

「えぇ。もちろん。で、警備兵の人数は?」

「魔獣戦でついてこれるのが俺含め四人。お前で五人だ」

「うわぁ…まぁ、それなら確かにそんだけ入り用にはなるか…じゃあ、討伐する時間になったら呼んで。それまで準備してるから」

「おう、わかった。じゃ、昼にな」


そう言いながらベルを鳴らして帰っていく。

さて…準備をーっと。

まずは、杖…は、強化した方がいいかな。

防具は問題なくて、あとは…道具はイヴスヴァイト3個に…グラナヴァイトを2つ。絡み縄を2つ…こんなとこかな。

杖の強化には昨日のシルバーボアの毛皮から微量あった魔力を抽出して…よしおっけー。魔力っていうより打撃力が伸びたけど…まぁ。いっか。新しい武器作る時間もないしね。


〜〜〜〜〜


カランカランとまた来客のベルがなる

いつも見る常連に加えて、三人が見えた。


「準備は出来てるみてぇだな。んじゃ、行くか」

「おぉ。この子がドロップちゃんっすね。ボクはミルカ、今日はヨロシクっす!」


くすんだ金の髪に人懐っこい笑顔の軽戦士


「……グラヴァドール。よろしく頼む。」


全身を金属鎧で覆った重戦士


「私ちゃんはリズムだよ☆よろよろ〜」


明るい銀の髪に魔女帽子を被った魔法使い


「…濃いなぁ。ま、うん。よろしくね」

「さて、じゃあまずは魔獣の情報共有だ、対象は狼魔獣のダリアライトウルフ。今回は群れじゃないから階位は8相当だ。攻撃系の魔法は使ってこないが、身体強化の魔法は使ってくる。ミルカやリズム。ドロップが喰らったら1撃が致命傷になるな。気をつけてくれ。それでドロップ。今回持ち込む道具は?」

「イヴスにグラナ。絡み縄だね。イヴスは水爆弾。火傷とかの付随効果もあるけど、なにより相手の行動を鈍らせる。グラナは土爆弾。打撃属性だね。こっちの付随効果は対象に重力属性効果。あとは対象の防御能力を下げられるよ。絡み縄は言わずもがなだね」

「ふむ。なら初手はグラナヴァイトを投げながらバフを貼る。次にミルカが足止め兼翻弄。ヘイトを稼いでくれ。その間にリズムの詠唱が完成するだろう。高火力を叩き込んでくれ。次に俺が隙を作る。そしたらグラヴァが叩っ斬ってくれ。戦闘の流れ次第だが、そこからは各自ドロップがバフや魔法攻撃。ミルカが翻弄。リズムが魔法攻撃。グラヴァが物理攻撃。俺は物理攻撃兼戦闘補助。いいな?」

「「「「了解(オッケー!)」」」」


こうして、対狼魔獣に対する会議は終わり、あとは戦うだけだ。…さて、次のページを捲ろうか

今回は対策会議です。まぁ、こう言うのも戦う上では必須ですよね。また今回は新キャラが出てきました。名前つけるかどうかは悩んでたんですがね。

それではTipsの時間です


Tips:グラナヴァイト、イヴスヴァイト

錬金術士のメイン攻撃手段。その一つの爆弾

グラナヴァイトは土の魔力を込めたもので。イヴスヴァイトは水の魔力を込めたものとなっています。

ヴァイトが爆弾。グラナが土、イヴスが水ですね。

正確にはグラナディアが土。ヴェライヴスが水ですが。

効能は本文で説明した通りですが、ドロップが作った場合グラナヴァイトの威力は低めだったりします。イヴスヴァイトが30に対してグラナヴァイトが18くらいの威力差がありますね。コレは生まれ持った属性が関係しています。


今回はここまで。ではまた次回

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