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第1話 バカな転校生

本編で出てくる名前は全て偽名です。そこのところ理解をお願いします

この日は、晴れ。とても清々しい気持ちになれるような、そんな感じ。クラスの他の人たちは、他愛のない話をしていた。ホントにそれは、一人が楽しんでいても、他の人たちは楽しいのかなと思っていた。

本当は楽しくないと思いながら話してるんじゃないのかなと思ってそう考えるととても不愉快だ。

チャイムが鳴りみんなが席に座った時に、先生がやってきた。

「おはようございまーす!」

「「おはようございます。」」

そうみんなが言った後だった。

「今日はうちに転校生が来ます!」

ザワザワ...

「はい、静かにする!」

シーン...

「その子は親の事情で引っ越してきました。みんな、仲良くしてあげてね!」

(興味ない。まぁ接点も特にないし別にどうでもいいだろ。関わらないと思うしね。)

「それでは入ってきてください!」

ガラガラガラ...

スタスタ

カッカッカッカッ...

「名前は七宮加奈(偽名)だよ!趣味は運動!よろしく!」

ケッコウカワイイ...ゲンキイッパイダナー...

「はぁ...」(何で転校生如きでこんなにうるさくなってんだろ?バカだろ。)

「そうねぇ...席は、氷空君の隣が空いてるしそこでいっか!」

(はぁ⁉ふざけんなよマジで⁉転校生の周りなんて余計人が集まって来るのに、どこで本読めばいいんだよぉ...)

「わかりました!」

スタスタ

「よろしくね!私、七宮佳奈って言うの!」

「知ってる」ムスー

「怒ってる?」

「いや、全然。ここに転校生が来たから人が寄ってたかってくるからって小説が静かに読めなくなったなんて言ってないし。」

「言ってるようなもんじゃん」アハハ

「で?何の用?」

「いや、あなたの名前が知りたいなって思って。」

「さっき先生言ってたろ。」

「あれ?そうだっけ?」

「バカかよ」はぁ

「バカとは何だ!バカとは!」

「そのまんまの意味だよ。僕は暁氷空。よろしくはお願いしないけど。」

「よろしくね!氷空君!」

「話を聞け、転校生。」

「今日はこれで終わりにします!起立!礼!」

「「有難うございました!」」

ザワザワ...

「どこから来たの―?」

「趣味が運動って言ってたけど何かやってるのー?」

(もう、うるせえなぁ...。)

「前の学校に好きな人っていたの?」

(ダメだ、うるさすぎる。離れよう。)ガタッ!スタスタ

「あいつつれねーな。こんな時くらい我慢すればいいものを。」

「ホントだよね。マジで空気読めない。」

(私彼の事何も知らないけど、みんなが言ってるほど悪い人じゃなさそうなんだけどな。)

「彼はどんな人なの?」

「あいつ?あいつは本当に静かで変な奴だよ。だからこのクラスで浮いてるんだ。」

「そうそう、私たちが話しかけても無視か、舌打ちで返されるもんね。」

「ほんとだよ、あいつ。でも素行はいいから先生たちからも信頼されてる。きっちりと言われた仕事はこなすし、何なら掃除がない水曜日に残って掃除したりもしてる。」

「何考えてるか分かんないけど、テストだって毎回百点、だけど変な奴だからこういわれてるの」

”変な天才”

「変な天才...か。」

(なんだろう?そこまで変って感じはしないけどな。みんなが知ろうとしないだけなんじゃ?)

キーンコーンカーンコーン...

ガラッ

「ふぅ...。」スタスタストッ

ガラッ

「それじゃあ授業始めるわよー!」

「ねぇ、教科書がまだないからさ、教科書見せてくれない?」

「あぁ、別に良いよ。俺教科書見ないから。」

「ありがと!」(ん?教科書を見ないって言った?記憶してるのかな?)←バカ

「えー、ここは○○が~~であるからにして△△になるという事で...。」

「ここはもっとこうしてこうした方が分かりやすいか?いや、こうした方がいいのかも…」ボソッ

「...」

「ん?」(静かだな?話しかけてくるかもと思って身構えたけど。そこまで警戒しなくてもいいっぽい?)チラッ

「...え?」

「...」スヤァ

「寝てる...。」

「んー...」

「起きたか?」

「...」スヤァ

「転校初日で寝るのかよ...」

~時は過ぎ帰り時~

「さようなら。」

(さて、帰るか)ガタッ!

スタスタ

(これから面倒くさくなりそうだな...。)

第2話に続く...




どうも、暁氷空です。今日は調子が良かったので一気に書いちゃいました。第2話も気が向けば書く予定なので楽しみに待っておいてください。じゃあ次は第2話で会いましょう。バイバイ!

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