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「なんとか例のブツを、彼女に届けることに成功したよー」
「はあ…それで、ソレを届けたら一体何があるというのですか?」
「もしかして、ココでのことを思い出してくれるんですか?」
「いやいやまさか、そんな都合のいいコトある訳ないよ」
「……」
「……」
「この世界の物質を、それに関わり深い人物が手にすることによってパイプが繋がるんだよ」
「パイプ…ですか?」
「そう!これでアナタたちを向こうに送ってあげれるようになった訳!」
「え!?私も向こうに行けるんですか?」
「そうだよー!」
「ちなみに、どうして私たちが向こうに行く必要があるのでしょうか?」
「私が自分であんまり他所の世界に干渉しすぎると怒られちゃうのよ。だから、お願い!」
「はあー」
「嬉しくないんですか?私は絶対行きたいです!」
「嬉しくないとは言っていません!!ただ私は貴女と違って、簡単にホイホイとは動けないのです!」
「そう…ですよね。ごめんなさい…」
「あーもう…言い過ぎました。どうか彼らのことをよろしくお願いします」
「はい、精一杯頑張ります!」
「はいよー、じゃーそーいうことで決まりね!」