状況把握をしました
二話目です。よろしくお願いします。
光龍に転生したようです。
ど、どどどうしよう?!
え、俺人間だったよね?
昔っていうか前世?
ははは、何をいってるんだろ?。
でも、人間だったということしか分からない。
パソコンや漫画などという知識は残っているのに、名前やどんな生活を送っていたかも自分の家族のことも思い出せない。
心の中が不安でいっぱいになっていく。
おおお落ち着こう。
とにかく周囲の探索をしよう。
光龍なんてとんでも種族がいるなら他にも危険な生物がいるかもしんないからね!……まぁ、いても困るんだけど。
……
……
……
むむむ、どうやら、ここは山頂のようですな。
上を見上げると澄み渡る美しい青空、周囲を見渡せば荒れた大地、そして少し先に進むと大地が途切れ下り坂、延々と岩岩が続く道になっている。
そしてなんと!この山頂へと続く道には、ウジャウジャ多くの動物らしきものが……動物?なんか熊らしき生き物の一撃で地面がえぐれているんですけど?!狼らしき生き物が空中を駆けたんですけど、二段ジャンプってやつですか?!
恐ろしい、恐ろしい。
もしかしなくても魔物って奴かね。
うん、とりあえず近寄らないようにしよう。
けど、こんなやばいのいるの?
熊も狼も俺よりも大きいし。
てか俺、小さくない?
幼龍って奴だからかな?かーちゃんドラゴンよりも全然小さい。
あのぐらい大きな龍だったらあんな熊もどきや狼もどきなんて、どうとでもできるんだろうけどなー、幼龍だからなー
ぐ~、ぐぉ~~~!
こ、今度は何?!
ぐ~~~
……おなか減ったな、生まれてから何も食べてないからしょうがないよな。
うん、しょうがない。
何か食べるものはーっと。
ない、ないな。
どうすれば?!山頂にあるものとすれば、俺のたまごの殻しか?!……たまごの殻?
いただきます。
ムシャムシャ
これはこれは、なかなか味わい深い。
悪くないお味です。
ふ~
これからどうしよう?
ひとまずおなかを満たすことはできたけど、このままってわけにもいかないから、明日からは獲物を探しに旅立たないといけないのかなー
あんな凶暴そうな魔物の中でサバイバル生活。
無理、無理無理。
いやだよー、いやだなー
戦える気がしない。
でも幼龍でも龍種だからなんとかいけるのかな。
この金色なドラゴンボディならいける気がしないでもない。
まぁ、明日のことは明日考えよう。
ご飯も食べたら眠くなったし、そろそろ暗くもなってきたし丁度いい。
おやすみ~
スピ~スピ~