第四章登場人物紹介
ルーク・ベンソン
年齢:十三歳
魔力:緑魔力
星眷:ジェミニ・シャドウ(ふたご座)
所属ギルド:生徒会
クラス:2-B
生徒会所属の飛び級天才児。十二家出身にして『ふたご座』の皇道十二星眷、『ジェミニ・シャドウ』を持つ。面白いことが大好きで、割と自由奔放なところがあるが、十二家としての自覚もあり年の割にしっかりしている。その実力は本物で、彼が操る『ジェミニ・シャドウ』はかなりの精度を誇る。上位者であり、学園順位は三年生にして風紀委員会副会長であるニコラをおしのけての第四位。ちなみに同じクラスで生徒会の仲間であるアイヴィとは仲が良い。
ニコラ・ヘイマー
年齢:十八歳
魔力:赤魔力
星眷:ピクシス・フューチャー(らしんばん座)
所属ギルド:風紀委員会
クラス:3ーB
風紀委員会の副会長。『らしんばん座』の星眷である『ピクシス・フューチャー』を有する。彼女の星眷は『未来を予知し、最善の行動を指し示す』能力を持ち、その能力を買われて交流戦では第一競技に出場した。ただし消費する魔力はかなり多く、長時間の使用には向いていない。しかし、発動すれば彼女を傷つけるどころか触れることすら困難となる。クールな性格をしており、普段から元気よく騒いでいるデリックやコンラッドたちを見ては冷たい眼を送っている。そんな眼で視られて罵られたいという隠れファンが多い。
アイヴィ・シーエル
年齢:十六歳
魔力:青魔力
星眷:デルフィヌス・ダイバー(いるか座)
所属ギルド:生徒会
クラス:2-B
生徒会所属の二年生。いるか座の星眷である『デルフィヌス・ダイバー』の『物質に魔法空間を作ってそこに潜り込む』という能力をかわれて第一競技に参加した。人見知りであり、普段からおびえたようにびくびくとしている。どうやら自分に自信が無いようで、ルークにはいつも励まされているが、たまにお説教をされるときがある(十三歳のルークに)。胸が大きい。
ギデオン・バートン
年齢:十五歳
魔力:黄魔力
星眷:ルプス・クロー(おおかみ座)
所属:ガブリナーガ学園
種族:獣人族
獣人族代表の学園であるガブリナーガ学園出身。交流戦の第一競技に参加した。実家が獣人族の中でも指折りの魔法の名門であるがためか他の者を見下す態度をとることが多く、半獣人を毛嫌いしている。だがその実力はガブリナーガ学園の中でも高く、一年生でありながら交流戦に選ばれるほど。クラリッサとチェルシーを傷つけたことでソウジを怒らせた為にソウジに狙われ、戦った結果敗北した。獣人族の問題児。
アーベルト・バラクロフ
年齢:十八歳
魔力:黄魔力
星眷:ウルサ・バーク(おおぐま座)
所属:ガブリナーガ学園
種族:獣人族
ガブリナーガ学園の生徒会長を務めている獣人の生徒。今回こそはエリカに勝とうと意気込んでいる。だが問題児であるギデオンには困らされており、交流戦に連れてきたことを後悔している。
マリア・べレストフォード
年齢:十六歳
魔力:黒魔力
魔眷:ブラッドクライム
所属:ディスモアス学園
種族:魔族
魔族代表であるディスモアス学園の生徒。強力な魔族の証である黒魔力を持ち、更に現在の魔族の王である魔帝ラウズ・べレストフォードの娘でもある。そのため、周囲からかかるプレッシャーも大きく、その重圧を背負いながら戦っている。魔族は星眷を持たない代わりに魔眷と呼ばれる魔法を有する。彼女の持つ魔眷『ブラッドクライム』は剣の形をしており、現在のままでも全体的な能力値の高いバランスに優れた魔眷。また、使い手であるマリアと同じようにその潜在能力も高い。
エドワード・クルサード
年齢:十六歳
魔力:緑魔力
星眷:リラ・ディメロ(こと座)
所属:レストフォール学園
種族:エルフ族
エルフの代表であるレストフォール学園に所属する一年生。その実力は一年生の身でありながら交流戦に出場できるほど高い。成績優秀であり、実家もエルフ族のエリート家系。汎用性の高い能力に加えて魔力量も優秀。習得している魔法の数も豊富で生徒や選手としてはバランスが高い。
レゾン・ヘイドン
年齢:十八歳
魔力:紫魔力
星眷:カエムル・アーム(ちょうこくぐ座)
所属:ディラフト学園
種族:ドワーフ族
ドワーフ族の代表であるディラフト学園の生徒。三年生。何故か制服の上から常に白衣を身に纏っている。様々な魔道具を開発しており、その腕は卒業後は技術者として来ないかと様々な研究所からスカウトのオファーが来ているほど。ちなみにレーネシア魔法学園のヒューゴとは二年生の時の交流戦に知り合って意気投合しており、今でもよく手紙でやり取りしているほどの仲。交流戦では『インビジブルスーツ』や、高ポイントのクリスタルを探索することのできる魔道具を開発しており、第一試合トップ通過に貢献した。
マックス・リアム
年齢:十八歳
魔力:赤魔力
星眷:フォルナックス・アゴーニ(炉座)
所属:ディラフト学園
種族:ドワーフ族
ディラフト学園の三年生。実家が有名な鍛冶屋であり、本人も卒業後は実家を継ぐことを目標にしている。かなり高位の魔法である空間干渉系魔法を使用できるほどの実力の持ち主。本業は鍛冶屋なのだが、その実力も高いことから交流戦に二年生の頃から参加している。負けず嫌いで昨年エリカに敗北してからたった一年の期間で空間干渉系魔法である『灼熱空間』を会得した。現在のドワーフはかつて異世界より召喚された勇者のもたらした様々な文化や技術の影響でその種族としての特性が大きく変わり、今となっては科学技術者のような一面もあるのだが、マックスはそういった技術を苦手としているので、実家を継ぐときのことを考えてレゾンからはよくそういった方面のことを教えてもらっており、逆にレゾンに対してもマックスの持つ鍛冶の技術を教えている。
ライオネル・ブレイバー
年齢:十五歳
魔力:白魔力
星眷:オリオン・セイバー(オリオン座)
所属:無し
白魔力を持つ十五歳の少年。その正体はかつてこの世界に召喚された勇者の子孫であり、『スクトゥム・セイバー』と呼ばれる鎧をまとって『白騎士』にへと変身することが出来る。両親を『再誕』によって奪われており、そこから師匠に出会うまで妹と二人で生きてきた。普段は冒険者をして生計を立てており、その中で培われてきた実力は高い。星眷である『オリオン・セイバー』は『セイバスター』と呼ばれる銃に変形する。師匠に言われて妹と共に王都まで『黒騎士』を探しにやってきた。また、妹であるユキを護る為、また、彼女が平和に暮らせるようにするために『白騎士』に変身して戦う。困った人を見たら放っておけない性格であり、そのせいで苦労することも多いらしい。鎧の戦士に変身して戦ったのはソウジの方が先であることからソウジのことをたまに「先輩」と呼ぶ。現在の住居はイヌネコ団のギルドホーム。
ユキ・ブレイバー
年齢:十四歳
魔力:白魔力
星眷:?
所属:無し
ライオネルの妹。普段はローブなどで姿を極力隠すような格好をしている。ライオネルと同じく勇者の力を引き継いでいるために『再誕』に狙われている(ただし、再誕側は「勇者の一族の生き残りがいる」ぐらいしか分かっていない為にライオネルやユキのことを正確に理解しているわけではない)。ルナとは数少ない「歳が同じ子供」ということもあってかすぐに仲良くなった。勇者の力を引き継いでいるものの、戦闘能力はそこまで高くない。現在の住居はイヌネコ団のギルドホーム。