Deadman Metropolis Ⅲ -デッドマン メトロポリス フィナーレ -
ジャックとジルの前に一人のいたいけな少女が現れた
「killng me わたしを殺して」
ジャックの額に力が集まってくる
ジャックの右手には古代より受け継がれし力が握られている
…そして首都は暴走を始める
失った生命の欠片が再び隆起しようとしている
今お前は超人的な力を持って破滅へと立ち向かうだろう
絶望がクワイアが産声がお前に語りかける
「道を開けるのはお前だけだ!!その先の風景はお前だけが見ることができる!!!」
今お前の立つ大地が張り裂けようとしている
星の力の生命が全て吸い込まれようとしている
お前はここで英雄の名を刻むことになるであろう
朝焼けのチャイムと共に鳥達はお前の名を祝福するだろう
街は新たなる新世界を迎えようとしている
お前は死霊達を次々と引き裂いていく
闇を切り裂いていく
お前の手は血に染まっていく
死者達の叫び声だけがお前に届くだろう
ジャックは落ちていく 闇の底で
しかしそこで一人の少女の声を聴いた
「この街を救って」
ジャックは再び空から降り注ぐ光を見た
お前は光の中で何を掴む
過去か 未来か
お前は混沌の中 最も大切な景色を掴みとることができるか?
それは最初の海にあるのかもしれない
「顔を上げろ!!! そこがお前の真実だ!!!」
お前の体はひび割れて沈んでいく
しかしそれは嘘だ
お前の体はまだ完全だ
死者達がお前の体を完璧なままにしている
崩れていく大地でお前は踏みとどまるんだ
終幕に止めをさせ
安息を手に入れるのだ
その奈落に剣を突き立てるのだ!!!
老人が少年に語った真相
それはこの街の歴史だった
無数の怒りが衝突し 無限の憎しみが混ざり合い
この街は歴史を積み上げていった
老人は地図を指し示す
「この場所にお前が望んだ宝がる」
その瞬間少年の体は一本の錆びたナイフに変形した
老人はゆっくりとそのナイフを手に取る
「全ては運命だったんだよ」
地図には道筋が浮かび上がってくる
少年がここまでくる道筋
窓がひび割れていく
チャイムが鳴る 誰かが訪ねてきたようだ
「やぁ」
暗闇から光が始まる
男は咆哮する
「この世界で絶望しているのは俺人だ 俺だけだ!!!俺以外の人間は最初の海で死んでいる
回る この俺の上でえええぇぇぇえ!!!踊ってくれ 引き裂いてくる この俺と一つなろう
空でテーマパークが展開している 全ての鼓動をふさぎ込んで 秒速で一つになろう
病院は俺の中にある 全て病名は俺の心臓が出す 家族はイカれている!!!
3・・・2…1 導火線は点火された
どこへ行こう… この脳髄に行こう エデンへ 神よ!!!!
ガミ!!!! この力を見下している この!!!俺に命令する
俺は人形だ ここでこうしている俺はただの人間だ
ジャック=ポートマンだ!!! ここにいるただに一人の孤独の男だ!!!
俺を受け入れてくれ 俺を慰めてくれ せめて最後までは あなたの声を聴かせて
この冷たい大地で静かに死なせてくれ あの白い部屋の安らぎを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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