ACID MASTERS
神が粉々になりながら空に返ると共に信者達の心も壊れる
36回転世界が逆回転する光景を脳髄に刻まれフリークス達は廃人と化す
どんな衝撃でもヒビ一つ入らない檻の中で俺はそんな光景を見ている
檻の中に一緒に入れられたライオンと子犬のように
両者何も利益がない獲物を見るような虚ろな目
終幕を映したその悲しい瞳がこの崩壊の現実を夢に変えようと
瞬きひとつせずに眺めている
神は死を南の島に向かって放った
狂信者達は爆弾が粉々になるのを南の島から眺めている
鎮魂として建てられた世界樹には光が色づく
恋人達は花束を手向け 子供は空に手紙を運び
モノクロの絵には色鮮やかな花が咲く
風はココに入ってくる
行き場所に迷うことのなく この窓に
俺はあの場所までたどり着くことができない
俺は神が何匹もの死の鳥を従えてエデンに放つのを見た
俺は毒の紅茶を飲み苦しみ悶えていた
俺は夢の中で何度も世界が終わるのを見た
人間一人一人が何度も死んでいく光景を何度も夢で見た
俺が額に銃口を当てている姿を彼女はどんな眼で見ている
彼女には世界の終幕が見えているだろうか
俺には彼女が原発の灰を被り 毒の花の首飾りを掛け
酸の紅茶を飲み この世の終幕の地獄絵図を描いている画家に見える
俺は自分の友人 家族をこの自分の手で失う夢を見ていた
妄想が未来が現実になっている
俺は自分の正当化をためにお前を殺してしまうかもしれない
まだ血にまみれた両手を見て震えている俺の姿は夢の中だ
だが夢の中での俺の悲鳴が今もココに響いてくる




