表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、俺はかわいいテイムモンスたちに囲まれてゲームの世界を堪能する  作者: にがりの少なかった豆腐


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/87

62:ダンジョンを弄る

 

 第6エリアのボスを倒してから1月ほどが経過した。

 

 最前線に当たるエリアは1つ先に進み第8エリア。俺はまだ第7エリアから先に進んでいないが、そろそろ第9エリアに到達するみたいな噂も聞こえてきているので、これもすぐに変わるのだろう。


 この一か月でそこそこレベルを上げることができた。まあ、劇的に上がるということはないが、それでもそれなりには強くはなった。


 俺のレベルがようやく50を超えたことで、それまでレベルが上がらなくなっていたシュラ達のレベルも同時に上がった。

 今ではシュラ、ぷらてあ、朱鞠は俺と同じレベル52に上昇し、キャラメルとやちゃるはもう一段回進化して、レベルも40ほどまで成長している。


 キャラメルはウィンドキャットからテンペストキャットに進化。見た目に大きな変化はないが、毛並みが荒々しい感じに癖っ毛になった。そのうえでさらにふわふわに。

 リアルと違って毛が顔に付いたり吸い込んだりしないため、がっつり猫吸いしても嫌な思いをしないで済む。キャラメルは少しいやそうな顔をしていたが。

 なお、最初に俺がそんなことをしたらシュラたちも真似して同じことをしている。飽きればしなくなると思うが、その気配は今のところない。


 やちゃるは精霊(闇)に進化した。これまでは俺の肩に乗れるくらいの身長だったのが、進化したことで100センチほどのサイズまで大きくなった。

 時折前みたいに肩に乗ろうとしてくるんだが、さすがにその大きさで肩に乗せるのは難しい。肩車はできると思うが、そうするとなんか違うよな? 休日のお父さんじゃないんだからさ。

 ある意味、やちゃるは卵から孵ったから俺が親みたいな存在ではあるが、ゲーム内の性別は女だからな。身長もそこまでないし、見た目的には姉になるのか? 白系の俺と黒系のやちゃるじゃ配色真逆だけど。


 しかし、シュラ達はレベルが50を超えたのも拘わらず、進化する気配が一切ないんだよな。まあ、シュラとぷらてあは前に進化したレベルが45だったし、朱鞠は40だったから60くらいまで進化しないのかもしれない。

 そうなると、俺のレベルを早く上げていかないといけないんだが、マジで上がらなくなっているんだよなぁ。本当に上がらん。ここ数日固定ダンジョン周回しまくっているのに1も上がっていないんだよ。


 それにテイマーならテイムモンスのレベルを上げることでもアバターのレベルを上げることができるんだが、それもほぼ頭打ちだし、どん詰まり状態だ。


 毎回レベルが上がり辛くなると同じ事を考えるけど、やっぱさっさと先に進んだ方がいいんだよな。

 次のエリアとなれば第8エリアなんだが、まだエリアボスに挑むための条件を満たしていないから先に進めないし、っていうな。

 まあ、その条件はそろそろ満たせそうだから、満たせ次第先に進むことにしよう。


 と、それも重要なんだが、今日の昼過ぎに次回のイベントの告知が着ていたんだよな。


 PVP大会、狩猟大会と来て、第3回目のイベントはどうやら宝探しのようだ。

 詳しい説明はまた後日とのことだが、今回告知された概要を読んだ限り前回と同じようにソロでも問題なく参加できる。それにPVP要素なし、かつテイムモンスターも連れてイベントに参加できるようになっている。まあ、連れていけるテイムモンスターは2匹までと制限がかかっているのだが、それでもリスクなくシュラたちを連れていくことができるのは有難い限りである。


 連れていくのを誰にするかはイベントまでに決めておけばいいとして、エリア移動の条件であるギルドランクを上げるため、ギルドに行って依頼を受けたいところだが、今日の分はすべて達成済み。


 エリア移動のためにできることがないので、このままレベル上げのためにモンスターを狩り続けてもいいんだが、最近ダンジョンのほうを弄っていないのでそっちをやることにしよう。

 

 久しぶり、というわけではないがダンジョンの中にある自室の中に戻った。


 アンゴーラは相変わらず俺がいない間もダンジョンの様子を見てくれているようで、モニターと思われるウィンドウを覗き込んで俺が帰ってきたことに気づいた様子はない。

 そして、それに気づいたシュラたちが忍足でアンゴーラの背に近付いていった。


 なんだかんだシュラたちはアンゴーラのことを気に入っているようで、こうやって遊ぶことが多い。

 若干おもちゃのように扱っているふうに見えるが、実際はアンゴーラと遊んでいるつもりなのだろう。アンゴーラもシュラたちのことを拒否していないし、今までぼっちだった分嬉しいのかもしれない。


「のわっ、なんじゃ!?」


 気付かれないように近づいてきたシュラたちに驚かされてアンゴーラが声上げ、その反応を見てシュラたちがしてやったりといったドヤ顔をかましていた。

 


「ダンジョンを成長させるのは問題ないのじゃ」


 アンゴーラはシュラたちとのじゃれあいを経て、俺のもとにやってきた。

 そこでダンジョンのこれからについて相談し始めて今に至る。


 俺も一応自分で調べてはいるが、やはりダンジョンコアと同化したアンゴーラの方が何かとすぐに情報を出してくれる。

 ダンジョン作成の専門家みたいな立場だよなアンゴーラって。


「DPも足りているようじゃし、後はゲートキーパーとボスの設定くらいじゃろ」

「そうだな」


 ここが問題というか、今の段階で最大までダンジョンを成長させることができるのだが、肝心のキーパーの数が足りていない。出現させられるモンスターの種類もそこまで多くないし、なんか薄っぺらくなりそうなんだよな。

 とはいえ、今このダンジョンに入ってきている奴らも4層目まで到達してしまっているらしいし、早めにダンジョンの強化はしておかないと気づいたらクリアされかねないんだよな。


「20層目のゲートキーパーはキャラメル、25層目のゲートキーパーをやちゃるにして、間とその後の階層はどうするかね」


 30層目はまあ、ボス配置になる階層だから今の最下層に配置している、俺たち全員でボスをする設定でいいと思うが。


「そうじゃのう。……しておぬし。これからこやつらと同じように仲間を増やすことはあるのかの?」

「まあ、増えるだろうな」


 テイム数の上限が上がっている以上、今後新しくモンスターをテイムする可能性は十分にある。


 ああ、そうか、そうなると今後あぶれる奴が出てきてしまうわけだ。今の状態だと拡張しても30層目が最下層だから、5層ごとにテイムモンスターを配置していると、25層のやちゃるの次でゲートキーパーに設定できるのはそこまでだ。が、その次にあたる30層目は最下層にあたるし、そこに配置するのはボスである俺らだ。


 別に一定層数ごとにテイムモンスターを配置する必要もないんだけどさ。何となく一定層ごとにテイムモンスターを配置するスタイルを崩したくない気持ちがあるんだよな。


 いや、ならいっそ、5層ごとにテイムモンスターを配置するんじゃなくて、3層ごとに配置とかでも問題ないか?

 そうなるとボスを抜いて最低でも9体のテイムモンスターが必要になるが、果たしてテイマ―のテイム上限はどの程度なんだろうか。3層ごとに設定したら、上限に引っかかって配置できませんでしたなんて可能性もあるんだよな。これまでの増え方からすれば残り5枠は増えそうな感じではあるんだが。

 

「何やら悩んでいるようじゃが、ダンジョンは別に1つのルートだけじゃなくてもいいのじゃぞ。ゆえに、その分岐したルート分ゲートキーパーを増やすことは可能じゃ。ま、その分DPは必要じゃがの」

「は? え、そういうのって可能だったのか」


 マジかよ。最下層までのルートを複数分岐できるとか、思った以上にダンジョンの階層は弄れるんだな。階層によってレベルとかに制限はかかるように何かしらの制限がかかる可能性はあるが、それでもいろいろやれることがあるようだ。


「可能じゃぞ。それに1つの階層に2体以上テイムモンスターを配置することも可能じゃしな」

「それも初耳……いや、最下層で俺ら全員配置できるんだから他の層で複数配置はできてもおかしくはないのか」


 これはもうちょっと自分でも調べてみた方がいいだろう。そう考えダンジョン作成ウィンドウを開き、何ができるのかじっくり調べることにした。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ