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現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、俺はかわいいテイムモンスたちに囲まれてゲームの世界を堪能する  作者: にがりの少なかった豆腐


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44:報酬設定

予約投稿するのを忘れてました。

夜はこれまで通り21時過ぎに投稿されます。


それと、1日2話投稿は連休最終日の12日まで延期します。


よろしくお願いします。

 

 NPC4人組がダンジョン内で死亡し、ダンジョンの外に出されてもアンゴーラはすぐには反応をしなかった。

 何かまだ思うことが有るのか、それとも今まで持っていた目的を達成したことで燃え尽きたのか、その辺りはよくわからない。

 とりあえず、俺から声を掛けるのはどうかと思ったので、アンゴーラ自身が動くまで少し待っていることにしよう。さすがにすっと何も反応が無いなんてことはないだろうしな。


 さて、NPCを倒したと同時にアナウンスが出てきているので、それを確認していこう。


 内容は……あー、やはり徘徊モンスターの配置が出来なくなったな。まあ、イベント仕様みたいなもんだし仕方がない。それと、アサシンラビットも選択できなくなったのか。


 まあいいか。徘徊モンスターに関してはおそらくこのイベントしか使えないってことはないはずだ。たぶんダンジョン管理スキルのレベルが上がれば使えるようになるとかそんな気がするし。


 アサシンラビットについては、第1エリアに居るウサギを進化させていけば成るのか? もしかしたら別の進化ルートの可能性もあるけど、今のところ見た目がウサギのモンスターはそれしか居ないからな。

 徘徊モンスターが設定できるようになったら使ってみたいんだよな。これについてはちょっと考えておこう。


「のぅ」

「んあ?」


 ようやくアンゴーラから話し掛けて来たのだが、声を出したタイミングが悪かったのか変な声が出た。


「なんじゃ今のは」

「いや、色々考えている時に話しかけられたから変に声が出ただけだ」

「そうか。まあ、なんじゃ。妾の勝手に付き合わせてしまって悪かったの。お主のおかげですっきりしたのじゃ」

「いやまあ、グダグダ言い続けられても嫌だったからな。さっさとやってちょっちょっと終わらせた方が楽だと思っただけなんだが」

「お主のぅ。まあ、お主がどうあれ妾の気が晴れたのは事実じゃ。ありがとう」

「ああ。アンゴーラがそう思えたのならよかったよ」


 ああいう恨みって無くせるならさっさと無くした方が良いからな。無くせないならさっさと忘れるに限る。


「さて、アンゴーラが復活したからダンジョンでも弄るかな」

「ぬ? なにか弄るような事でもあったのかの?」

「ああ、あいつらが1層目のゲートキーパーを倒した時にも言っていただろう。報酬がしょぼいって」

「そうじゃの」

「だからその辺を弄ろうかなと。今まで弄っていなかったしな」


 そう言って、アンゴーラにダンジョン管理用のウィンドウを出してもらう。とは言え、弄ると言ってもどうすればいいのか、どのような設定が出来るのかわからないから、ちょっと調べてから設定するつもりだ。


「んーああ。DPを使ってアイテムに変換するのが基本なのか。とすれば、今までのダンジョンもそうやって報酬が決まっていたのかね?」

「殆どのダンジョンはそうじゃの。多くはゲートキーパーを倒された際に獲得できるDPと同等の素材アイテムが報酬になるようになっておる。ただ、インスタントダンジョンなどの一部ダンジョンじゃと独自で決めている場所もあるのじゃ」

「ほーん」


 そうやって、独自性を作り出していくのかね。じゃあ、このダンジョンはどうするかなぁ。独自性と言っても素材を出した方がプレイヤー的には嬉しいんだろうけど。


「おん?」


 ゲートキーパー及びダンジョンボスの撃破報酬設定欄にあった、ある項目を見つけた。これ、結構ありなのでは?


「報酬を武具に設定できるみたいなんだが、これってどうなんだ?」

「武具じゃと? 設定自体は出来るが、普通DPが割に合わぬから選択肢にも上がらぬ奴じゃと思うぞ?」

「まあ、そうだよな」


 でもあれなんだよな。俺の場合、自分の武具を揃えるためにガチャしまくっているからインベントリ内に武具が大量に入っているんだよ。これでFSOのインベントリが個数制限だったり重量制限があったりしたら、とうの昔にインベントリから溢れ出ていただろう。


「邪魔だしこれでもいいか。どうせ今後も増えていくだろうし、減りしだい追加でも問題ないからな」

「お主本気で言っておるのか?」

「ああ。そもそも俺の持っている武具って取引掲示板に流せないんだよ」

「どういう事じゃ?」

「何て言えば良いんだ? ガチャ……特殊な方法で手に入れているからその所為だと思う」


 ガチャで手に入れた武具はどういう訳か委託掲示板に流すことが出来ない。特殊装備扱いで直接Fsに変換できないようになっているんだよな。理由がわからないが、取引掲示板内に武具が溢れないようにみたいな感じの理由なんだろうか。

 まあ、分解って選択肢があってそれをするとその武具を作るために使ったと思われる素材にはなるんだけどさ。ただ、正直何回かやってみはしたけど、これに関しては俺にはあまりメリットが無いからしたくないんだよな。分解しても碌なアイテムにならなかったし。


「そうなのじゃな。ならいいのではないかの? まあ、それに決めるのはお主じゃし」

「ああ」


 まあ、とりあえず、これらを報酬として設定してみよう。プレイヤーにとってこれが良いかどうかはわからないから、反応が悪かったらFsに戻すけどな。


 あ、いや待て。そもそもこれって選択できる武具なのか? ……うーん、あ。出来るみたいだな。


 という事で、ゲートキーパーの撃破報酬にインベントリ内に死蔵している武具を設定しておこう。


  

 ゲートキーパーの撃破報酬をFsから武具に変更した。ただ、持て余していた武具すべてを報酬として選択した訳ではない。

 今俺が使っている武具と同程度、もしくはそれ以上の物を報酬として注ぎ込み、それ以外の武具は全てDPにした。

 分解するよりもDPに変換した方が利は大きいし、さすがに報酬で出て来る武具がしょぼかったらプレイヤーが来なくなるかもしれないからな。

 まあ、まだこのダンジョンにプレイヤーが来たことはないが。


 雑魚武具をDPに変換したことで、それなりのDPなったので少しだけダンジョンを弄ることにした。


 うーん、どこを弄るか。出現させるモンスターにしてもそこまで選択できるのは増えていないから、設定してもなぁ。……階層でも増やしておくか。

 出現モンスターに関してはランダムにしておけばDPの消費は減らせるし、そもそも出現するモンスターのレベルを考えればここまで来られるプレイヤーはまだいないだろう。コアの防衛的な意味合いでも有りだろうな。


 という訳で、階層を30層に増やして、増やした部分の階層に出現するモンスターをランダムに設定した。モンスターをランダム出現にしたとはいえ、21層から現状設定できる最奥層である30層まで増やしたせいで必要DPが350000近くになってしまった。

 さすがに武具を変換したDPだけでは足りなくなってしまったので、少々手間だが課金してまだ残っているOCの一部をFsに課金してからDPに変換して足りない分を補った。


 これでミヨガダンジョンは30層になった。一番奥である30層目に出現するモンスターのレベルは平均54。確か最前線のプレイヤーが俺とそう変わらないレベルだったから30後半くらいだろう。

 レベル差を考えればクリアは不可能の範囲だよな。まあ、出現モンスターがランダムだから、レベル50以上のスライムが出てくればワンチャンはあるだろうが、複数でくればまず無理だな。そもそも30層目まで運良く来られるなんて無いだろうし。


 さて、報酬に武具を設定した訳だが、プレイヤーの反応を見たいところだな。まあ、すぐに来るとは思えないが、とりあえず様子見かねぇ。



 プレイヤーがダンジョンに来るのを待つこと4日。


 ようやくプレイヤーが来たようだ。まあ、俺はアンゴーラから知らせてもらっただけで、その場を見たわけではないのでどのような反応をしたのかはまだ知らない。


「アンゴーラ、ダンジョンに来たプレイヤーたちの映像を出せるって言っていたが、今ここで出せるか?」

「うぬ。問題ないのじゃ」


 そう返事をしてアンゴーラはあのNPCたちを映していた物と同じようなモニターウィンドウを出した。そして、同時に映像が流れ始める。


 このダンジョンに訪れたプレイヤーは6人、フルパーティーだな。職の偏りについてはよくわからない。NPCの時とは違いアバターがぼやけている所為でよくわからないのだ。

 おそらく許可のない状態で撮影している関係だともうが、まあ俺が見たいのは報酬を手に入れた時の反応だからはっきり見えている必要は無い。


 6人組は順調にとは言わないが、スライムたちを倒し続けてゲートキーパーの所に到達した。

 1層目は平均レベル20のはずだから、ここで手古摺るという事は最前線組ではないな。第3エリアで活動している中で、何らかの目的で新緑のダンジョンに来てたまたまここを見つけたってところかね。


 そうして6人組はどうにかゲートキーパーであるレアスライム100匹を倒すことに成功した。途中、まあまあ危ない瞬間もあったがクリア出来てなにより。


 それでゲートキーパーを倒した後の報酬の確認だが、やたらと喜んでいるのがわかった。アバターはぼやけているのでぐにょぐにょ動いているみたいであれだが、音声の方はしっかり聞こえているので喜んでいるのが良くわかる。

 ひとしきり喜んだあと6人組は2層目には行かず、リタイアしてダンジョンの外に移動していった。


 2層目に移動しなかったのは妥当な判断だな。まあ、とりあえず喜んでいるようだから問題はない。


「こ奴らは、この後7回ほどここに挑みに来ておったぞ? その映像も出した方が良いかの?」

「えぇ? ああ、いや、映像はもういい。と言うかマジか」


 嘘だろ? 今見たのも併せて8回もここに来たのか。という事は相当報酬が良かったという事だよな。まあ、あのプレイヤーたちにとっては、かもしれないから全プレイヤーにとっていい物とは限らないが。

 しかし、何度も挑みに来るとなると、もう少し武具の補充をしておいた方が良いかもしれないな。あのプレイヤーたちが他のプレイヤーにこのダンジョンの事を知らせたらどうなるかわからない。保険は掛けておいた方が良いだろう。


 うーん、とりあえず残っているOCを使ってガチャを回しておこう。そろそろ俺の防具も更新したいしな。武器の方は更新出来たんだが、防具の方が本当に出ない。出たとしてもテイマーだと装備出来ない物が多いんだよな。いや、むしろテイマーが装備出来る防具が少なすぎるだけなんだけど。


 生産職に作ってもらうのも有りだが、残念なことにフレンドほとんど居ないんだよな。

 まあ、気長にガチャ続けていればいいか。

 

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