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7、未知の曲に挑戦する

 次に挑戦した事は、デンモクで歌手別を選んで<あ>から降順に全て歌うという冒険でした。先ず始めたのは、何回も聴いて声が頭に浮かんでくる歌手です。その歌手を選ぶと沢山曲が出て来ます。私は初め驚きました。大体、私が知っている曲の5倍から10倍収録しているのです。歌手別で歌手名を入れると最初の画面の1番上に収録数が記されています。


 殆んどの方が注意をしていないでしょう。フアンであっても、その歌手の全曲を歌おうなんて思わないからです。私はその歌手になり切りました。きっと本人はこう歌うはずだと想像しながら歌いました。案外うまく歌えました。しかし問題は未知の曲です。声の出し方のヒントは有りましたが、メロディにヒントは有りません。


 私は必死にヒントを探しました。法則を見つけないと歌えないのです。私は悪戦苦闘しながら法則を見つけました。イントロの役割について既に書きました。もう少し詳しく書きます。私はレーザーディスクを3曲分作った事が有ります。自分でシナリオを書きました。私は短い映画だと思いました。それで本当に120分の映画を作ったのです。逆に言えば映像は映画を濃縮しているのです。


 大量生産する為に同じ映像を継ぎはぎで使っている事は多めに見ましょう。カラオケ制作は新規に作られる曲より多いのです。なぜなら、過去に作られた曲も映像化しないといけないからです。私はその制作の苦労を知っているので、誰よりも映像を大切にします。心を掴む役割ではイントロと映像は対等です。


 メロディには心を掴む要素が有ります。しかしその前に単語やフレーズ自体がメロディを持っています。作曲者はそのメロディの中から選んで作るのです。この分は慣れたら出来る様になります。つまり作曲者は詞を見て瞬時にそれが出来るのです。但しそれだけでは平凡で、誰も満足してくれません。そこに掴み部分を加えるのです。素人がこの掴み部分を予測するのは大変難しい。プロの領域であるだけでなく、その順位を決めるノウハウなのですから。


 この掴み部分は作曲家が作りますが、歌手も微妙に加えます。結果複雑な曲の様になっていますが、恐れる必要はありません。しかし100人以上の歌手に挑戦してみると、多くの歌手が自ら作詞、作曲していることに驚きます。私も、数を歌う毎にその掴み部分のコツが分かって来ました。メロディ部分を包むようにカラオケが作られていますが、時々膨れます。その部分はメロディのキーが上か下に変調します。その為、膨らみが始まったら掴み部分と思って変調をします。これは確率の話で絶対ではありません。でも確率が上がれば歌い易くなるでしょう。


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