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若葉の頃に

作者: 浦田茗子


 公園のベンチに座って、深呼吸する。

 マスクをはずした頬に、空気が心地いい。


 新緑が、さわさわと風に揺れている。

 陽光が樹々の葉を透かし、これ以上ない、ライト・グリーンにみちている。

 そのささめきは、地面の光と影に重なっておどる。


 風が少し強く吹くと、そらから何か落ちてきた。

 目で追えば、若葉だ。

 ひとひらのかなしみにふれて、ふと、想った。

 若葉の頃に、いのちを終えたい。

 そのとき、いまを憶えていられたなら、きっと。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 若葉の頃に…なんとなくその気持ちわかります。 [一言] 若葉っていいですよね。これからドンドン成長していくのだから、力強さえ感じます。その頃に誰かにバトンを渡せたら…って感じですかね。それ…
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