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8.異世界へ

 

「そうか。

 ミーストへ行く前に名前はどうする?

 容姿も自由だが、心音の希望を教えてくれ」


 シンは次の質問をした。


「容姿と年齢はそのままで、名前も変えない。

 だって、親から授かった名前だもん、それに自分の名前が好きだから『ココネ』で良いよ」


 手を胸の前で組んでシンに伝えた。


「分かった」


 シンは頷きながら、私の頭の上に手をかざし


『我ハ、ミーストノ神、我ノ能力ヲ授ケルハ、ココネノ元へ。』


 全身に暖かい陽だまりの中にいるような感覚と足元の紋章が光り輝き、あまりの眩しさに目を瞑った。


「……!」


 優しい暖かい風がフワリと全身を包み込んで来た。


「ココネ、終わったぞ。

 他は何かあるか?」



 他は、生きる為の衣・食・住は大事だよね。


 それに今の格好もチラッはい、パジャマ〜〜!


 こんな格好じゃあ皆んなに白い目で見られる。


「ミーストの服をオネガイシマス」


 最後は棒読みになってたよ。


 パジャマじゃ出歩けないよ。


 シン、『いっぱい注文してゴメンね』と心の中で謝罪をした。



 シンが指を『パチンッ』て鳴らした途端に、フワっとなった瞬間に服が変わった。


「これでどうだ?」


 Aラインの淡いピンクのワンピース風で腰には黒いリボン。


 靴下はラフな白で靴は踵が2センチ位の高さの黒いローファー風だ。


 クルッと回ったけど足も痛くないし柔らかい素材なのか、着心地も履き心地も良い!


「シン、ありがとう。

 凄く着心地も履き心地も良いよ。

 いっぱい良くしてくれてありがとう。

 きっと、そろそろ行くって事なんでしょ?」


「あぁ、そろそろ時間だ。

 ココネ、幸せにな。

 あとの事はオールがしてくれるから。

 オールに言えば俺と話せるから。

 最後に知ってるだろうが、ステータスって念じたり唱えたらステータス画面が見れるから。

 じゃあ、またな」


 優しく頭を撫でてくれた。


 私は、涙腺が弱くなってるのか


 シンにギュッと抱きつき「シン、ありがとう」と言って淡い光がフワフワしている紋章の上に立った。


 二人でニッ! って笑い合い


 シンが指を鳴らすと目を開けられない位の光り輝き、フッと眩しさが無くなった瞬間。


 ………。


 ………。


 知らない場所にいた。


 えっと。


 なんで暗い森?


 これってお決まりのパターンなんじゃないの?


「シン〜〜!

 移動する場所間違えてるよ〜!

 私戦えるチート無いのに!」


 ………。


 そして、この後はお決まりのモンスター? 的なのが来るよね。


 ガサガサガサッ!!

誤字がありましたら、すみません。


読んで下さって、ありがとうございます。


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