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41.ルリナ様一行は地下牢行きになりました

 横腹に鈍い痛みと熱い痛みがこみ上げてくるのが分かったが、頭も強く打たのか意識が朦朧としていた。


 ルリナ様はオールに魔術を使い、身動きが取れない状態にし、ガッチリと腕に抱きつかれていた。


「ココネ様!!」


 オールが身動き出来ないのを見たジンは、真っ先に私へと近づき、状態を確認したが頭部からの出血があり口からは吐血していた。


「これはっ!」


 バールナ公爵家の義両親と治癒魔法が使える講師に来てもらい診てもらった。


「ココネ様を早く治して下さい!

 講師でありながら何故教本を見ているのですか!!

 貴方は本当に治癒魔法が使えるのですか?」


 ジンは焦っっていた。


 私の出血が止まらず、口からの吐血も酷い有様だったから。


 私は意識が朦朧としているのに、ジンの手に触れて少し微笑んだ。


 そんな私を見たジンは毛を逆立てて叫び!


「オイッ!

 治癒師、何をもたついているんだっ!

  今すぐ出来ないのであれば速やかに代わりの者を連れて来いっっっ!!」


 周りがビリビリッ! と、身体中を電気が走るかのような、威圧が凄かった。


 紫がかった妙な光が私の体を包んだあと、光が消えた瞬間元通りになったかのように見えたが出血は止まっていなかった。


「私達は一時ソフィーリアへ戻る!

  公爵、うちのメイドに知らせていただきたい」


 ジンがオールとフェンに目で『急いで王宮に帰りますよ!』と合図した。



「クソっ!

 離せ! 魔法を解除しろ! お前のせいで俺のココネが、ココネ!!」


 オールはツノを出し、自力で魔法をやっとの思いで解く事が出来た。


 オールは、なぜココネを守れなかったんだ! と自分を責めていた。


 ルリナ様を責めて良いのに、優しいオールは自分を責めた。


「オパール様、ご自分を責めてはいけません!

 これは、この者達の責任です。

 お前達、我々を怒らせた事を後悔するんだな!

 両国との話し合いで何らかの罰が下るだろう!」


 ジンは怖い顔で威圧感ありすぎだった。


「ぼ、僕のせいではない!」


「俺は何もしてないし、手も出してない!」


「僕だって何もしてない!」


 三人の男どもは、責任のなすりつけ合いをし出した。


 ただ一人だけは頭の上に花が咲いているのか、胸元がもろに見えている服で胸の谷間を強調させ、身体を『クネクネ』させながら『上目遣い』でアホな発言ばかりだ。


「ねぇ、私のオールにジン。

 この後、三人で私の部屋でお茶しながら話さない?」


『何考えとんじゃコイツは!』と意識が朦朧する中でルリナ様に突っ込んでいた。


 心の中でね。


「ルリナ、お前は何て事をしたんだ!

 オパール王太子殿下の番である大切な婚約者のココネ様に、お前は地下牢へ入ってもらう!

 ルリナ、お前はバールナ公爵家から出てもらう。

 他の者達も地下牢に入っていろっ!!」


 バールナ公爵家当主は温厚な方だったのに、今は大激怒だ。



 ぱあぁーーんっ!!

 乾いた音がした後。


「ルリナ、貴女って子は何をしたのか分かっているの?

 分かっていたらこんな事しないわよね、貴女は私の娘では無いわ。

 地下牢で反省する事ね!」


 バールナ夫人はルリナ様に言い残し、グッタリしている私を見た。



「私は黒竜族の番なのよ!

 私がオールの最愛の番なのよ!!」


 金切り声で取り乱しながら暴れ出すルリナ様「パァーーン!」父親からも平手打ちをされた事に驚き、ルリナ様は地面へとへたり込んだ。


 ルリナ様は『私が黒竜族の番なのよ!』と心の中で、まだ思い込んでいる。

誤字がありましたら、すみません。


読んで下さって、ありがとうございます。


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