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いつかの星空
───私は夜空を見上げた。
視線の先には満点の星。
こぼれ落ちそうなその煌めきに、白い息とともにため息が漏れる。
ひとりで宵闇の中にたたずむその幼い姿はかなり異様だろうが、まわりには誰もいないのでそれを不審に思われることはなかった。
冷えた両手に息を吐き掛けながら、ただただ星たちを見つめる。
夜空に瞬く星々は、まるで会話を楽しんでいるように見えた。
耳をすませるように、毎夜彼らを見上げて過ごした。
そんなことが、私の唯一の楽しみだった。
───私は夜空を見上げた。
視線の先には満点の星。
こぼれ落ちそうなその煌めきに、白い息とともにため息が漏れる。
ひとりで宵闇の中にたたずむその幼い姿はかなり異様だろうが、まわりには誰もいないのでそれを不審に思われることはなかった。
冷えた両手に息を吐き掛けながら、ただただ星たちを見つめる。
夜空に瞬く星々は、まるで会話を楽しんでいるように見えた。
耳をすませるように、毎夜彼らを見上げて過ごした。
そんなことが、私の唯一の楽しみだった。