因子理論~Theory of Magic Factor~
授業中に思いついた設定達です。この理論がより多くのクリエイターの糧になればと思います。
1魔法因子
魔法因子とは、世界のあらゆるところに存在する不可視の物質である。自然では、基本的に人類が知覚可能な干渉は為されないが、特定の条件を満たすことで空間に存在するエネルギーを変質させる機能を持つ。
2魔力
魔力とは、知的生命体すべてが持つ因子操作力であり、事象改変へ使われるエネルギーでもある。また、空間(大気・地中など)にも大量に存在し、知的生命体はそれを受容することでもその力を得ることが出来る。
3因子配列
因子配列とは、魔法因子が魔力によって操作され活性化状態になり、付近の魔法因子と結合をしたものである。
4魔法
魔法とは、特定の因子配列により起きる事象改変を指す。魔法は以下の特性を持つ。
・魔法の威力は、操作された因子の個数に比例する。
・魔法の強度は、使用された魔力量、配列の密度のそれぞれに正比例する。
・魔法の発動時間は因子配列の持続時間に正比例する。
・魔法の規模は、操作された因子の分布に相当する。
5魔法使い
魔法使いとは、因子操作により魔法を行使する者の総称である。また、その多くは魔力炉を保持している。
6魔法陣
魔法陣とは、魔力を流すことで起動する、特定の因子配列を組むための触媒である。
7魔力炉
魔力炉とは、人類の限られた者が保持する器官である。魔力炉は、大気などからの魔力吸収を加速させ、因子配列の規模を高める働きを持つ。負荷をかけると保持者は疲労感を感じるが、それによって強化され、より高効率の魔力吸収・操作が可能となる。
8属性
属性とは、因子が放出するエネルギーの性質の種類のことである。火・水・雷・風・土・光・闇の7種が存在する。
9属性紋
属性紋とは、属性を表す因子配列を指す。属性紋には、二次属性紋と三次属性紋が存在する。
10作用紋
作用紋とは、属性紋以外のすべての因子配列のことを指す。もっとも基本的な作用紋を基礎作用紋と呼ぶ。また、属性紋と同じく二次作用紋と三次作用紋が存在する。
11魔法石
魔法石とは、魔石・魔鉱・魔玉の総称である。それぞれ以下の性質を持つ
魔石:魔力を多く含む石
魔鉱:通常より多くの魔法因子を含む鉱石
魔玉:圧縮因子配列を保存することが出来る宝石
12杖
杖とは、魔玉の発動媒体のことを指す。杖は、形状により、錫杖・指輪と呼び方が異なる。
13魔法剣
魔法剣とは、魔鉱を用いた武器の総称である。魔力伝導率が高く、魔法を纏わせることも可能。また、内部に魔石を組み込むことで魔力を使わずに魔法行使が可能となる。
14魔力伝導率
魔力伝導率とは、物質内での魔力の減衰度の指標である。一般に、貴金属ほど魔力伝導率が高く、非金属ほどそれが低いとされている。また、魔物由来の素材は魔力伝導率が高いものが多い。
こんにちは、名瀬結論です。ちょっと最近の設定を短編で上げてみました。最近執筆が滞っているStory1の方ではちょっと使えそうもないので、次回作に回そうと思います。
こんな感じで、つながりのなさそうな設定はどんどん短編という形で行きたいと思いますので、よろしくお願いします。