第0話「凛々が用語を説明しておくよ」(読まなくても差し支えないので読まなくてもいいです)
どうも、凛々です。
シリーズ第一話『ファイアレット』。戦争ものです。というか、これより先は全部戦争ものです(苦笑)
でも、戦争ものは戦争ものでもそれぞれ違ったものにしていきたいと思いますし、ただドンパチするだけの小説にする気はないので、安心してください(何を安心するのか)。
さて、前置きはこれまでにして。ここ、第0話ではこれからでてくる用語について説明すると共に、キャラクターも紹介していきたいと思っています。
わからない用語があった時、凛々の説明不足で人物像がよくわからない時など、困った時にはとりあえず第0話を開いてみてください。
本編には書いてないことも書いてたりするので、ただ読んでみるというのもいいかもしれません。ってか、書くのに結構時間かかったので、とりあえず読んでほしいです。
前フリが長くなってしまいました。それでは、用語解説にレッツゴー!
その1.じんぶつしょうかい
戦争ものとなると、キャラが登場しては死んで、の繰り返し……とまではいきませんが、結構人が死にます。死にキャラが多いために、総数も多くなるんですねー。なので、キャラの中でも主人公格のやつだけ、紹介していきたいと思います。
ギルト・ディーヌス(Gilt Dignus)
男
年齢:23 身長:172cm 体重:58kg
職業:ジグ王国第七師団長
ジグ王国については後ほど説明します。まず言っておくと、この師団長は、主人公ではありません。師団長だから主人公、てのはないですね。
髪は黒色で、普通くらいの長さです。服装は白いコートと黒いズボン……かなあ?白黒はあんまり似合わない気がするけど、まあいっか。
本作においては、"ギルト""師団長""白コートの男"などと書かれています。ギルトといえば白コート。
レット(Let) 男
年齢:20 身長:161cm 体重:48kg
職業:ジグ王国第七副師団長
こいつが主人公です。カッチョいい苗字を考えてやりたかったけど、外国人の苗字って中々浮かばないんだよなぁ。トホホ。
片肌だけの上着をきていて、その下に薄い肌着を着ています。冬とか寒そうですね。
レットはバンダナをつけているのですが、それについて友達に"モブキャラの象徴"と言われたのですが、何だかカッコいいのでバンダナのままでいこうと思ってます。カッコつけボーイですね。
ちなみに、元は"鈴木"という平凡を極めたような名前だった(鈴木さんをバカにしているわけではありません)のですが、主人公の名前が平凡なのはどうかということで(何度もいいますが、鈴木さんをバカにしているわけではありません)、赤の英語のレッドをもじってレットになりました。
ティア・ラン(Tear run) 女
年齢:19 身長:157cm 体重:45kg
職業:ジグ王国第八師団長
ティアラン。ティアラン!いや〜!短くて読みやすくていい名前だなぁ〜〜!
女性の体重とかよくわからないんで、適当に数字つけました。
髪の色は茶色というか栗色というか……あーもうわからん!
軽くて動きやすい黒服の上に白コートを羽織っています。戦闘の時はコートは脱ぐらしいです。ズボンも黒。コート着てたらギルトと見分けつかないじゃないか!
ヒロインですね。現在停滞中の『ゴクアクヒドウ』にはヒロイン出ないので、たまには女がいてもいいだろ、ってな感じです。
やっぱり女がいないと書いてる方も読んでる方もつまらないですよね。
作中では"ティア""黒服の剣士"とか呼ばれてます。
ハヤト・ユーキ(Hayato Yuki、結城隼) 男
年齢:23 身長:169cm 体重:55kg
職業:ジグ王国第七師団海上部隊本艦艦長及び舵取り員(長い!)
えーっとぉ……。まず職業名が長いですね。
リピートアフターミー
ジグ王国第七師団海上部隊本艦艦長及び舵取り員
長いですね。
どういう役割かというと、第七師団の海軍のボスです。でも、ギルトかレットが本艦(ボスが乗る船)に乗船している場合は、ただの舵取り係になりますよー、ってな具合です。
いやー、それにしても長い。
あ、髪の色は黒で、服装はレットの肌着とおんなじです。
それ以外はないかなぁ……
いやー、それにしても長(ry
リン(Lin) 女
年齢:20 身長:166cm 体重:48kg
職業:ジグ王国第七師団副師団長並
素性のわからない謎の女です。
髪は青のロング。服装は黒服ですね、ティアとおんなじの。
服のカブリが多いのは、同じ国の兵士だから仕方ないです(言い訳)。
名前も偽名らしいです。なぜ自分を偽るのかには、深い理由があるのだとか。まあ、最後の方で明かされるんじゃないでしょうか(適当)。
とりあえず序盤で登場するのはこれくらいです。
中盤になって新キャラが増えたら、またこういうのやろうと思ってます。
2.ちめいなどかいせつ
『ファイアレット』は未来の物語です。ですが、光線銃やライトセーバーは存在しません。むしろ文明は退化していると言っていいでしょう。
地名や領土はガラリと変わっているので、そこらへんについて説明したいと思います。
ジグ王国(Gyg Kingdom)
今の日本のあたりにあります。島国です。平和主義はなく、バリバリの軍国主義です。
持っている領土は、現在の日本、及び朝鮮半島あたりです。
ほんの数年前まではユーラシアの東端全域がジグ領だったのですが、戦争に敗北し、列島と朝鮮半島だけになってしまいました。
戦闘教義は、軽歩兵(武装をほとんどしない歩兵のこと)中心の特攻じみた戦法です。
なので、戦争の度に兵がメッチャ死にます。それを膨大な人口で補っている、といった感じです。
また、このような戦闘教義からか、指揮官が先頭に立って敵陣に斬り込むことが美学とされているようです。そのため指揮官には、統率力があって、それなりの戦闘能力もある元気な若者が任命されるそうです。士官の年齢層が低いのはこのためです。
ロマ帝国(Roman Empire)
これ……あのさ…名前の由来はぁ……もうとっくに気づいてると思うんだけどね………
ローマ帝国が由来です。由来っつーか、そのまんまじゃねーか!
軍隊の構成はジグとは対照的に、騎兵が中心となっています。騎馬の補給は国内の遊牧民族から搾り取れるだけ搾り取っています。
騎馬の機動力を生かした、統制のとれた作戦で年々領地を広げてきました。現在の領土は、モンゴル以南の東アジア〜中央アジアと、かなりの面積を擁しています。
ジグの天敵です。
ディラ砦(Dila castle)
英語表記ではディラ城となっています。城と砦の違いは、永久に住むかどうかで、砦というのは言わば仮住まいなんです。第七師団は列島の方に城を持っていますが、現在はロマ帝国掃討作戦で朝鮮半島に派遣されているので、そのための仮住まい、砦です。しかし、普段は城として機能しているので、英語表記ではcastleにしました。
それ以外に言うことはないです。強いて言えば、第八師団の砦より少し大きいことくらいですかね。
バンリ城(Banli castle)
本編では最後まで登場しないと思います。ロマ帝国の本城です。ここに皇帝がいます。
それ以外は特にないです。
特徴といえば、めっちゃデカいということでしょうか。
3.ようごせつめい
本作では軍事用語がけっこう出てきます。
その中でも、わかりづらそうなのを挙げておきました。
参考までにどーぞ。
師団:軍隊の編成単位の一つ。常識的に、一師団=2万。なので、本作では一師団は2万としています。ディラ砦に駐屯している兵の数は1万です。第七師団は、他に二つの砦を持っています。
戦闘教義:それぞれの国の、基盤となる戦法のこと。方針をしっかり決めて、それに合わせて訓練しないと勝てません。
夜襲:夜に突然攻撃すること。
野営:野宿のこと。
アイサー:命令に対する返事です。英語で言うと"Aye,sir"です。イエスサーもその部類ですね。ちなみに、上官が女性の場合は、"アイマム"か"イエスマム"です。でないと殴られちゃいますよ。
外敵作戦:敵が兵力を分断して攻めてきた時に、同様に兵力を分断して迎え撃つこと。
内敵作戦:敵が兵力を分断して攻めてきた時に、囮の部隊と主力の部隊を作り、囮が敵を誘いながら主力で以って一つずつ撃破すること。
操船における用語も説明しておきます。
取舵:左に曲がること。ポート、とも呼ぶ。
面舵:右に曲がること。スターボードとも。
転舵:船の針路を変えること。
スパンカー:帆
上手廻し:風上に転舵する時に、風上に切り上がりながら転舵すること。ある程度のテクニックが必要。タッキング、ともいう。
下手廻し:風上への転舵の時に、風下を回って転舵すること。上手廻しとは違って、人手も少なくテクニックも必要ない。しかし、いかんせん時間がかかる。ウェアリングとも呼ぶ
風上一杯:できるだけ風上に転舵すること。ハード アウェザーとも。
マスト:帆がついてる柱のこと。
フォアスパンカー:前の方にあるスパンカー。
メインスパンカー:真ん中のスパンカー。
ミズンスパンカー:後ろの方のスパンカー。
おわかりいただけただろうか?(心霊ビデオ風)
タッキングとウェアリングについては、あんまり深く理解しなくてもいいです。わからないのが当たり前です。
タッキングは難しいけど時間かからない、ウェアリングは簡単だけど時間がかかる、これだけ覚えておけばいいです。
それでは………あでぃおす!
はい、始まりました!
凛々の第二作です!
見てる人がいるかどうかはわかりませんが、一生懸命書くのでよろしくお願いします!