登場人物紹介&用語説明 その二
登場人物紹介 二
クロード・バークリー 二十三歳 クラス 格闘魔術師 冒険者ランク (元)S+
金色の大鷲の所属していた伝説級の元冒険者で『斉天のバークリー』と呼ばれていた。棒術による近接格闘と強力な魔術を駆使し、数多の功績を残してきた。実はミーミル冒険者学校の用務員のクロード・ズルワーンその人のことである。
フランチェスカ・ラングドン 二十五歳 クラス 魔術師 冒険者ランク (元)S+
金色の大鷲に在籍していた元冒険者、『暁星のフラン』その人。マッドサイエンティスト一歩手前の人で、ミーミル内にあるミーミル魔術学校の客員研究員としてミーミルにやって来る。
コーディ・フォスター 二十二歳 クラス ニンジャ 冒険者ランク S+
金色の大鷲の元メンバー。現在は冒険者チーム『フォスターズ・フォレスト』のリーダー。クロードをアニキと慕う。影潜りという忍術を使い、影を出入り口に地面の中を泳ぐように移動できる技を持つ。
エリー・ノックス 二十四歳 クラス 僧侶 冒険者ランク A
ミーミル冒険者学園の講師で現役冒険者。僧侶とは名ばかりの破天荒な女性。しかし優秀なヒーラーであり、薬草の知識も持つ等、実力は高い。
クレイグ・エルトン 三十九歳 クラス 重戦士 冒険者ランク (元)S
ミーミル冒険者学園の学園長。かつてパウロと同じ冒険者チームに在籍し、テイル級竜鱗勲章を持っているほどの実力者。
ルチア・バルサモ 十七歳 クラス 魔術師 冒険者ランク なし(D)
ミーミル冒険者学園に転入してきた女性魔術師。しかし、何か後ろ暗い目的があるようだ。
シグルド・ベッケラート 十七歳 クラス 戦士 冒険者ランク なし(D)
ミーミル冒険者学園の男子生徒で二年生。急激な成長を見せたレオンとニーナに興味を持つ。
ナターシャ・バートン 十八歳 クラス レンジャー 冒険者ランク F(D)
ミーミル冒険者学園の女子生徒で二年生。現役の冒険者だったが、改めて学園に入学することで更なるスキルアップを望む逞しい女性。
用語解説 その二
魔脈
地下を流れる魔力の流れ。この魔脈の上にあり、その影響を強く受ける場所にある洞窟や森がダンジョン化してしまう。
冒険者ギルド
冒険者に依頼の斡旋や、宿屋などの紹介などを行う組合のこと。学園ギルドのように有志で組まれたものもあれば、大きな商会が片手間にやっているものもある。
冒険者チーム
同じギルドに登録してある冒険者同士で組む、チームのこと。ハンターであれば四から六人、パイオニアであれば十人以上が一般とされる。
なお余談だが、冒険者チーム名に日本語と英語に違いがあるのは、英語が『この世界における現在使われている言語』を、日本語が『現在使われている言語の元なった古代語』を、表しているためである。魔術名も日本語が使われているのも同じ理由である。
魔術
この世界における魔法は大きく分けて二つ。物体や生物に魔力を流し込んで変化させる変質魔術と別のエネルギーや物質に変換する属性魔術がある。
強化、弱体魔術や回復魔術などは変質魔術であり誰でも習得可能。物体の保存魔術は変質魔術に含まれるが、目的が物体の変化とは逆のため難易度が一般的に高いとされる。
属性魔術は地水火風の四属性においてその人間が初めて習得した属性と相反した属性以外習得可能(例:火属性が最初なら水属性と相反するため、火、風、地属性が使用可能。風属性なら地属性と相反するため風、火、水属性使用可能)。その為四属性中三属性が使えるなら一流とされる。
また、ニンジャの使う忍術は、各魔術の発展系や合成したものであるが、基本的に一子相伝のため研究が進んでいない。
天属性魔術
ごく限られた人間しか扱えない魔術。さらに光、闇、刻の三種に分類される
刻はその名の通り時を操る魔術だが、光は電気を、闇は重力を操る魔術である。さらにそれぞれ、属性魔術でありながら変質魔術と似たような事ができる等判っていないことが多く魔術研究者達の頭を悩ませる。
ミーミル魔術学校
ミーミル内にある魔術学校。魔術の研究機関としても魔術学校としても、世界最高峰の大きさを誇る。