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追放と発見

お洒落な街の真ん中の公園付近、

その施設の名は「ギルド」

そこの酒屋に2人の男

入り口側に座る男が口を開き、

「本日はどのような御用件でしょうか?」

その男は、

伸ばせば腰まであるだろう新雪の様な輝かんばかりの白い髪を後ろに束ね、

目は紅葉を迎えた(もみじ)のように紅く

鼻は小さめで、口は小さい

頬は膨らみすぎずそこら辺に居る女性と何も遜色無い

着ている闇のような黒い服は

大きすぎてまるでワンピースを着ているよう、

ズボンは裾が少し大きめで上下ともにシルエットが捉えにくく、

露出しているのは腕と頭部のみとなっている。

その男が本作品の主人公、

魂魄雨笛(こんぱくうてき)

対面に座る男が言った

「御前はクビだ」

雨笛が質問する

「何故クビにするのでしょう?僕ほど強い存在はいないじゃないですか、それともなにかやらかしましたか?」

その問いに対しパーティーのリーダーの答えは

「御前が居るとパーティーの意味が無いからな、詰まる話、戦闘が、捗るどころか、流れ作業になってしまうからだ。」

だった、

「分かりました、ではこの書類にサインをお願いします。」

その書類には、

()()は何があっても貴方、魂魄雨笛を連れ戻す真似は致しません、ですが協力の要請はさせていただきます」

と書かれていた。

その書類に余裕たっぷりの顔でサインをするパーティーリーダー

「それでは、また会うことがあれば、」

魂魄雨笛は、

それだけ言ってギルドを出た

「ソロか…」

そう雨笛は呟いた、

魂魄雨笛は何時も誰かと闘っていたため、ソロには不慣れだ

ギルドを出て一時間、

1人の少女がいた、ボサボサで長い水色の髪、アザだらけの顔、服はボロボロの汚い服を着ている、

親だろうか?

大人が来た、

彼女はその男性を見るたびに震えている

「成る程」

彼女は奴隷だった…

男性に詰め寄り雨笛は言った

「その娘を僕に頂戴?白銀貨を1枚、あげるよ?」

金に目が眩んだ男は

その少女を手放した、その後雨笛は言った

「出世払いでね?」

と言って奴隷の少女をお姫様抱っこし走り去った、

だが、彼女の顔色は『蒼白』のままだった…何故?それは分かりきっている…

「君は、人が怖いの?それとも…」

彼女は男恐怖症だったのだ、

一向に話す気配がない

「…ミナヅキの名をあげるからさ、僕の仲間になって」

彼女はその言葉を信じないながらも受け入れた、

彼女にはそれしかなかったのだから…

ミナヅキには水の魔法を教えた、

優先的に攻撃魔法を教えた、

回復魔法、神聖魔法は後で考えるが、

普通魔法と呼称される邪性魔法を先に教えておいた、ミナヅキは飲み込みが早く、一週間と3日で総て教えた。

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