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003

村へ着いたが、村の周りには意味があるか分からない木の柵で囲われており、木の家が疎らに建てられており、一番奥の村を見渡せる所には周りの家より大きな家が建てられていた。


 大方、村長とか言う役職持ちの人間だろうと思う、他には気配を探知した限りでは総勢四十から五十程の人間、気配が微弱で動き回るのが八、気配が重なってるのは、三程のまぁまぁ外敵からは対処出来るだろう数が居る。


 それを眺め知覚する俺

人間は恐ろしく、汚く、醜い生き物、ならそれを眺め観察し、模倣すれば群れの中に紛れても問題無い筈だ、言葉を介す獣達は己の力量を示せば受け入れられた、なら人間もそれが通じる筈。


 だが、その前には茂みに隠れひたすらに観察し、辺りの草や土の匂いを身体に染み込ませ、隠蔽する。


食べられる虫はご飯、木の実も葉っぱも魚も色々と森は豊富だが、この村の周りでは木苺やベリーしかない、内側に入らねば木の実は取れないだから、土を掘り幼虫を齧り木苺を齧り、飢えを凌ぐ。


 そして夜には火の灯りを持った人間が巡回し、異変がないかを確認して回ってたり、態と怒らせた猪を村へ誘導し暴れさせ如何に早く行動し討伐するかの確認をし、各項目に置いて安全である事を確認し、日の出と共に村入りをし、俺への反応確認をした。


 視線、視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線


変なモノを見る様な視線、蔑む様な視線、その中で話しかけてくる人間も無し、こんな得体の知れないモノは忌避される。

 それは理解していた、だから実行した。


 人間は自分達と異なる異物を嫌うその反応を見たかった。


人間観察は意外にも楽しいと思ってしまった

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