始まり
唐突だが、一つ師匠達の話をしようと思う。
一人の師匠は「人間を完全に信じるな、人間は汚い、醜いのだ。」と言うのが毎度の如く告げる位の口癖で人間嫌いだった。
そんな師匠は『血』を使う技が得意だった
短剣で傷をつけた箇所から流血を止めどなく流させ、攻撃する度に傷は広がり敵を紅く染めたりなどの、色々な技を使っては、他の師匠からはエグいなど『禁呪使い』又は鮮血公などと言われ、揶揄われていた。
一人の師匠は『後の先』と呼ばれ先制攻撃をした時点でほぼ負けが確定してしまう程に強い師匠だった。
その師匠は女好きで人間の女と一夜の対決が好きだったと聞く、聞くと言うのは大体その時には他の師匠達と一緒の寝床で寝るので分からないの聞いても師匠達は咳払いなどお前にはまだ分からなくて良いなど、一生血を混ぜるななど言われた、そしてその次の日には他の師匠達の態度や視線は汚物を見る様な視線だったり、色々だ。
そんな師匠達は俺に技や感覚、常識を教えてくれた後、言った。
「三年後、お前は十と三になる、ならば、我らの理に則り、我らを師と呼ぶなら探せ、狂っていたなら殺してくれ、我らの愛弟子よ。」
そう師匠達が残し三年間は自己鍛錬の後に成果などを見せに師匠達を探せと言われ、次の日には師匠達は俺と別れを告げて散り散りに去って行った。
俺は教えられた通りに山の恵みに感謝し、言葉を介す獣とそうでない獣と時々には戦い、一緒に寝て、生きる時が違うと別れたりなどをし三年が立った。
そして俺はそれをある山の洞窟に三年をどう過ごしたかを草を編んで作ったカミとやらに記し山の友に託し守って貰うと共に住んでもらう事にした。
「いずれ、戻る、だから、守って」
「それも、彼奴らの教えか友にして子よ」
一人で住むには広く、大勢で住むには狭い思い出の洞窟に一人の山の友が洞窟に入りその入り口を塞ぐ
「そう、一人の師匠が言ってた、師匠嘘言わない、一人を除いて」
「クハハハハっ そうか、巣立ちかぁ うむ、良いそれと我ら魔獣を一人と呼ぶな一匹だ」
大きな巨体で空気を震わせる様に笑い、俺に告げてくる
「俺行く、だから守って」
「うむ、分かっておる、我を倒せるのはお前達と魔王一人だけである。 いってこい、待っておるぞ」
その鋭い瞳孔を細め笑う様に牙を見せて、身体から樹木を生やし隠してしまった。
俺は頭を下げ、長く伸びたカミを丈夫な蔓で一本に縛り『人里』へ降りた。