第五十七話 「ステータス。お!また1つレベル上がっている。これで20レべか。」
ケビンさん達帰還。
12月5日 16:20
(野宿用品色々あったな。)
俺は帰り道で改めて野宿で必要な物を考えていた。とりあえずはテントと寝袋は必要だな。火を起こすのに必要な火打石、もしくは炎の魔法石。出来れば簡単な調理器具もあればいい。流石に毎日干し肉とパン生活は嫌だ。この中で高価だったのはテントと寝袋だ。
(後はマジックバックをどうするかだな。実際マジックバックが1番高い。)
考え事をしていたらファミリアに着いた。
「ただいま。」
「おー、おかえりヒロシ君。」
リビングでケビンさんがソファーで寛いでいた。
「ケビンさん!帰って来てたんですか。」
「つい先ほどな。怪我の方は…もう大丈夫そうだな。」
ケビンさんは俺の元気な姿を見て言った。もちろん、1か月前にチンピラ達につけられた怪我は完治している。
「はい。全然元気です。今日もクエストに行ってきました。」
「そうか、そうか。良かった。あの時は近くにいてやれずすまなかった。」
ケビンさんは申し訳ない顔をして謝った。
「いえ、あれは俺の力不足が原因です。ケビンさんが謝ることではありません。」
言葉にうそはない。もちろん、ケビンさん達がブィンドに居てたら、ザックス達も俺達に手を出さなかっただろう。だけど、いつまでも守ってもらうわけにはいかない。
「ご飯できましたよ。」
キッチンからエイラさんの声がした。
「そうか。よし、じゃあ、この話はこれで終わりにしよう。久しぶりのエイラ君の飯だ。ヒロシ君行こう。」
ケビンさんは立ち上がりキッチンに向かう。
「あ、はい。」
今夜の晩御飯はケビンさん達の帰還もあり、いつもより豪勢だった。
12月5日 21:00
「ふう。食ったし、騒いだし。楽しかった。」
俺はシャワーを浴び終え自室のベットで寛いでいた。
「ステータス。お!また1つレベル上がっている。これで20レべか。」
この1か月で俺とジャックのレベルはどんどん上がっていた。ジャックにも成長アビリティの事を教え、習得してもらった。やはり、経験値が多くもらえるのかジャックのレベルも以前より早く上がるようになったらしい。
これが現在の俺のステータスだ。
ヒロシ・タナカ
年齢:25歳
性別:男性
種族:ホモ・サピエンス
職業:忍者
レベル:20
レベルポイント(LP):1
身長:169㎝ 体重:65㎏
冒険者ランク:G
所属:ファミリア サンダーバード
アビリティ:視力(Lv Max)
千里眼
イーグルアイ
木刀術(Lv 0)
索敵(Lv 2)
鑑定(Lv 2)
解体(Lv 2)
脚力(Lv 2)
成長(Lv 2)
短刀(Lv 2)
投擲(Lv 1)
調合(Lv 1)
スキル:想像力
変り者
木刀術以外のアビリティは全部レベル2に上げた。そして、新たに投擲と調合を覚えた。
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