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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
ジャック・ビーンとコンビ編
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第五十一話 「ステータス。」2

第二章話はこれで完結です。

11月5日 18:00

「ヒロシの覚醒、そしてジャックとのコンビ結成を祝して、カンパーイ!」

 ラウラさんはビアが入ったグラスを掲げる。

 ラウラさんの乾杯音頭と共に皆が飲み物が入ったグラスを掲げた。

『カンパーイ!』

「皆さん今回は本当にありがとうございました。」

 俺はもう1度しっかりとラウラさん達、ブレーメンバンドの皆に深々と頭を下げた。

「ありがとうございました。」

 隣にいるジャックも頭を下げている。

「ヒロシ、それはもう聞いたわ。」

「そうそーう。折角のお祝いの席なんだからーよ。存分に楽しもうーぜ。」

 ラウラさんは微笑みながら、エースさんはステーキに齧り付きながら言った。

「はい!」

 

11月5日 21:00

「はあー。疲れた。」

 今日は起きてからいろいろありすぎた。起きて、謝って、少し叱られて、コンビ結成して、お祝いした。それ以外にもいろいろあった。

 とりあえず、この1件はケビンさん達には連絡済みらしい。ケビンさん達は心配していたらしいが、高難易度クエストの最中ですぐには戻れないそうだ。

「終えたらすぐに戻る。ひとまず、無事で何よりだ。詳しい話は戻ってから聞こう。って言ってたわ。」

 ラウラさんにジャックとコンビ結成の報告をした時にケビンさんからの伝言を聞かされた。

 そして、ラウラさんからチンピラ達に奪われていた装備や荷物を貰った。

「ごめんなさい。お金はザックスの奴が使い果たした後だったわ。でも、その代わりにあいつの武器を売ったから。はい。」

 それで渡された袋には金貨がどっしり入っていた。

「うわ。俺こんなに持っていませんでしたよ。」

 俺は金袋をすぐさまラウラさんに返す。

「そう?ふふ。じゃあ今回の慰謝料として貰っときなさい。」

 ラウラさんは袋を受け取らずそのまま立ち去っていく。

「あ、ちょっと待ってください。」

 結局、その後エースさん達に渡そうとしたが、誰も受け取ってくれなかった。金袋は今俺の部屋の机の上にある。

「はあー。」

 袋を見て俺はもう1度ため息を吐く。

(これは諦めて、受け取るしかなさそうだな。)

ボフ

 俺はベットに倒れこむ。

「ステータス。」

 日課のステータス画面を開く。画面を開くこと自体すごい懐かしく感じる。

 レベルが2つ上がって、16になっていた。あの件でレベルが上がったのかはわからないが、上がったことは素直に嬉しい。

(でも、今日は疲れた、ポイントの使い道は明日以降だな。)


 俺は明かりを消して眠った。今日はすごい寝たはずなのに、すごい寝付きが良かった。 

後の1話は第二章の目立ったキャラクターのステータスです。

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