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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
ジャック・ビーンとコンビ編
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第四十話 「了解です。」2

ついにサブタイトルが被った。

「じゃあ。明日朝7時頃にギルドで。」

「うす。分かったす。」

 俺とジャックは昼飯をマザーステイストで済ませた。帰り際に俺はジャックをクエストに誘った。ジャックは快く俺の誘いに応じてくれた。どのクエストを取るかは明日決める事になった。


「よし、始めるか。」

 ファミリアに帰った俺は自室で装備の手入れを始めている。俺はリュックから今日買った油、サンドペーパー、砥石を出す。まずは、ダガーからかな。砥石で刀こぼれしている所を少しずつ削っていく。削った後は水が入ったお盆に入れ洗う。

(こういう作業は初めてだから、動きがおぼつかないな。)

 次にライトアーマー一式の手入れに入る。まずは油を数滴タオルに垂らして丁寧に拭いていく。それから、傷ついた所をサンドペーパーでこする。おやっさんのアドバイス通りあまり削りすぎないようにする。

「ふー。終わった。」

 終わった頃には日は落ちていた。地味な作業だがこういう事をしっかりとしていなければ命にかかわるのが冒険者業だ。

コンコン

 誰かが部屋のドアをノックしている。

「ヒロシ君いる?」

 この声はエイラさんだ。

「はい。居ます。」

「晩御飯出来たから下に降りてきて。」

「わかりました。」

 俺は手入れ道具を片付けて1階に降りた。


「いただきます。」

 今日居たのはエイラさんとラウラさんだけだ。

「キッドさんとエースさんは?」

「2人ならクエストで今日は帰れないそうよ。」

「ヒロシ明日はクエスト?」

 ラウラさんが聞いた。

「はい。最近知り合った冒険者のジャックと明日一緒にクエストに行くって約束しました。」

「そうか。確か、ヒロシが昨日助けた子だったわよね。」

「はい。」

「2人だからと言って油断してはだめよ。」

「了解です。」


 夜、自室

 俺は日記を出して今日の分を書いていた。この世界に来てから、俺はできるだけ毎日日記をつけることにしている。これにはいくつか理由がある。1つは冒険者の記録用。何を討伐したか、どんなクエストをこなしたかも日記に書いている。もう1つの理由は元の世界に帰った時用。帰ったとしてもセロの事を忘れないようにするためだ。日記には日付も書いている。この日付は元居た世界のだ。ちなみに今日は11月1日。とは言ってもセロも1年12月で約365日だから日付はほとんど同じだ。違うのは西暦ではない事くらいか。セロでの紀年法の名は西大陸暦と東大陸暦がある。日付は同じだが東大陸暦の方が古いらしい。どちらも、大陸で最初の建国があった年の始まりから現在までらしい。詳しい事はまた今度にしよう。日記は一応日本語で書いている。アニメや漫画でたまにある戻ったら記憶がなくなっていたり、能力を失っているなんてことが起きるかもしれないからだ。人生何が起きるかわからない、念には念を入れる。

 明日はジャックとの約束があるし、早めに寝るか。セロには目覚まし時計がない。自分で誘ったのに寝坊するわけにはいかないしな。 

日付を付けるようにします。紀年法のうんぬんの説明分かりぬくくてすみません。用は時間の経過はほぼ同じと考えてくれればいいです。詳細は機会があればまた今後書いていきます。

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