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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
モモノスケ・キビとパーティー編
405/408

第三百三十三話 「ほざけ」

今月第一話。

 炎の壁を飛び越えたレンジャー風の女性は周りにいる手下達に鞭を振っていく。

「グ」

「グハ」

「イザベラ!てめぇ裏切りやがったな」

 突然現れたイザベラに怒りをにじませるウルス。

「おいおい、よそ見とは随分と余裕っすね」

 ジャックはウルスの右足を持ち上げ、そのまま力業で壁際まで押していく。

「この!」

「おっと」

 炎に焼かれる前にウルスは指を組みハンマーのごとく振り下ろすがジャックは直前で後ろに避けた。

「ハ、ヨッ、おっとと」

 気付けばイザベラは手下達の反撃を避けながら俺達の所まで来ていた。

「軽快だな」

「ええ。さっき随分と鞭を振ったおかげかしら」

「フン、であれば手助け願いたいのだが」

 今は敵の敵は味方と考えて信じよう。

「すまん」

 今までずっと前線を維持してくれたリザールの援護に回った。

「俺は村を焼かれ、友を失った。だが、お前はまだ何も失っていないだろ」

「ああ。あんたも失っていないものがあるだろ。共に守りきろう」

 運よく、俺達は全員無事だ。誰一人欠ける事無くここまで戦っている。

「イザベラ、ドロシーを頼む。リザール、俺がサポートする。片付けるぞ!」

「了解」

「ならば、これより全力で暴れるぞ」

 リザールと俺はこの場をイザベラに託して、さらに前に進んでいく。

 ロンブスでの戦いでは出せなかったが頼りになる前衛がいる今思いっきり放てる。

「エレメントボール連弾!」

 リザールが稼いだ時間で練った魔素を一気に放出。狙いは定める必要が無いただ前方に満遍なくぶちまける。

ドン、バン、ガン

『ウワ~~~』

 後ろには炎の壁、前方からは色鮮やかな初級魔法。

(これで五、六人は倒せたかな)

「これは見事…だな」

「まだまだ行くぞ」

 次にエクストラポケットから貫通弓と矢筒を取り出して打ち漏らした手下を射っていく。

「ならば俺も…フン」

 リザールの一振りで三人が吹き飛び、壁に激突する。当然、炎に焼かれ地を転がる。そこに俺は弓で止めを刺した。

「ギャアーーー」

 これで形勢逆転かな。やはり、自由に動けるようになったのは大きい。横目でドロシーの方を見るがイザベラの鞭に阻まれて手下達は近づけていない。

「クソが…こんな所で終われるか」

「いや、ここで終わりっすよ。お前らは」

 ジャックとウルスの戦いも終盤に入っていた。

「ッチ。キリサメ!いつまでその侍と戦っている」

「…」

ガンキンカン

 刀と鎌が交差する。両者譲らず再び距離をあけ、睨み合っていた。

「キリがないな」

「ならば鎌を下ろしてもらえると助かるのでござるが」

「ほざけ」

次回はキリサメとモモノスケの戦闘。

外伝となります。

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