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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
中級冒険者編
302/386

第二百四十六話 「ヘヘヘ、リベンジ発動!」

今月第二話。

5月26日 10:00

シャルル王国 ブレーメン地方 ブレーメン大湿原

広さ東京ドーム3個分ほどの広さがるブレーメン大湿原にはポイズントカゲを代表に様々な爬虫類、両生類魔物が生息している。

ゴキゴキ

「う~ん、よし準備運動完了」

 軽く腰と腕、脚を動かしてクエスト前のストレッチを行った。隣にいるジャックとドロシーも各々ストレッチをしながら、沼地の方を注視している。

 目の前には沼地、討伐対象のポイズントカゲがそこらに見える。

「うし、そろそろ行くっすか」

「いつでもいいわよ」

ポイズントカゲ:西大陸の沼地に住む毒性を持つ大蜥蜴。体長は成体で3m、体重は約100㎏にもなる。体色は濃い紫色をしており、群れで行動する習性がある。毒性はそこまで強くはなく一般的な毒消しで対処できる。

 体内にある毒生成器官、毒袋から出来た毒を主に嚙みつきで対象に注入、その後弱まるまで放置してから捕食する。沼地で素早く動けるように足に水かきがある。討伐ランクはD。注意点は毒と口内にため込んだ毒を一度に吐く毒玉…etc 

 これが主に魔物図鑑から得た情報だ。

「事前に言ったように正面から行くぞ。ドロシー支援を頼む」

 沼地に足を取られるのは仕方がない。要は囲まれる前に倒せばいい。退路はドロシーが確保してくれる。ジャックの重装備と防御力なら十分ポイズントカゲに対処できるだろう。

シュ、ボン

 戦闘の合図が如く、俺の矢とドロシーの魔法が同時にポイズントカゲを襲った。

シャー、グワー、シャー

「うん、予想通り」

 一斉にポイズントカゲが沼地から襲い掛かってきた。ちなみに今、俺達がいるのは大湿原にある足場だ。ブレーメン大湿原にはいくつか足場があった。大抵は少し高低差があり、ポイズントカゲと戦うにはうってつけの場所なのだが3人で戦うには少し手狭な広さだ。

 したがって俺とジャックが沼地に入り襲ってくる蜥蜴どもを相手する。足場は主にドロシーに使ってもらうことにした。

 飛び掛かってきたポイズントカゲを俺は双剣でジャックは盾と片手直剣で払いのけた。一体ずつ片付けるのはさほど手間ではない。毒状態になっても少し下がって毒消しを使えば問題ない。

「ヒロシ、少し下がるっす」

「了解」

 やっぱり重装備と沼地では動きが鈍くなるようだ。それを知ってかジャックの方に蜥蜴どもが集まりだした。

 ジャックが退いた所からポイズントカゲは上がり始めるが

「させねぇよ」

 沼地の上を駆け、ポイズントカゲを止めた。

 脚力レベル4に上げたことにより水の上を走ることが可能になった。

「ヘヘヘ、負けてられないっすね!コール、ウォール」

 戻ってきたジャックは盾職としてのいつものアビリティを使った。ポイズントカゲ達はジャックに次々と噛みついていく。

「ヘヘヘ、リベンジ発動!」

 噛みついていた蜥蜴どもが次々と吹き飛ばされていった。

ポイズントカゲ戦開始!

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