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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
中級冒険者編
291/386

外伝48 発展村住めば都なり

今月第三話。

ファミリア サンダーバード

5月9日 12:00

ガチャ

「あ、ケビンさん。お昼ご飯作っていますけどいかがですか?」

「ああ、喜んで頂くよ」

 庭ではキッド君とエース君が手合わせをしていた。それをリシンとミャオがお茶を楽しみながら見ていた。ラウラ君は珍しく遅めに起きたのか水場で顔を洗っていた。

「ケビンどうした。今日は機嫌が良さそうじゃないか」

 向かい側にコフィを飲んでいたルイスが読んでいた朝刊から目を離し自分に声をかけてきた。

「今日もだ。私はそんなにいつも機嫌が悪そうに見えるか」

「う~ん。最近は眉間にしわを寄せていることが多かったからな。ヒロシが心配していたぞ」

「そうか。それはヒロシ君に悪い事をしたな。考えることが多かったからな」

 最近、ファミリアに二名加入した。それ自体は悪い事ではない。ファミリアのメンバーが増えることはいい事だ。それに伴い事務作業が少し増えたが問題のない範囲だ。

 今一番頭を悩ませているのは

「どこかいい場所はないものか」

「え?」

 つい心の中で思っていた事が声に出てしまった。それをルイスに聞かれてしまった。

「いや、すまない。メンバーも増えたところでそろそろギルドとして正式に登録しようと思っていてな」

「おお!まじです~か」

 手合わせ中だったエース君とキッド君が庭から駆け上がってくる。

「それは大変喜ばしい事だな」

「でも、いいギルドハウスが見つからないのだろう」

 町、村に本拠地を置けるのは一つのギルドまでだ。今、サンダーバードが拠点としているブィンドはすでにギルドオルトロスで埋まっている。サンダーバードがギルドに格上げされた場合、自然に拠点をブィンドから移さなければいけない。

(出来ればブィンドからそこまで遠くない所がいいのだが。中々立地がいい所が見つからない)

「それなら私良い場所を知っていますよ。ブィンドからもそこまで離れていなくてまだどこのギルドも拠点としていないところ」

 声を上げたのは先ほどまで水場に居たラウラだった。

「そこは少し前にできた村でまだ発展途上ですけど将来的にはいい町になると思います」

「ほう、ラウラ君がそこまで言うのなら一度見に行ってみよう」

 もしかしたらラウラ君も以前からギルド候補地を探してくれていたのかもしれない。ヒロシ君とジャック君が入ったことでそう遠くないうちにファミリアからギルドに格上げすることは薄々読めていたのだろう。

気が付けば月末、今月は全然投稿できていないことに気付く。

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