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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
ドロシー・セビュロスとトリオ編
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外伝34 同胞が死んでも食休み

今月第四話。

 傭兵にも休日がある、いや常日頃戦っている者にこそ休息は必要だ。休日には森の中にある川で魚を釣り、昼寝など体をリフレッシュすることに使う。隣にでかぶつがいて気が散るがそれももう慣れた。ただしこういう時に限り面倒事が起こる。

 釣りから戻ると集落が騒々しくなっていた。聞いた話では1人で森にいたゴブリン(バカ)がヒューマンに殺されたらしい。ヒューマンは武装していて、1人だったらしく、おそらくボウケンシャという話だ。集落の戦士総出で追ったが返り討ちにあったという。何ともバカな話だ。

 次の目標としている村が雇ったと言ったところか。ヒューマンもゴブリンも考えることは同じだ。それなのにゴブリンが下に見られるのは気に食わない。自分が野蛮なゴブリンだと思われていると考えると虫唾が走る。

 村長にこんな時に何処にいたと問い詰められた。契約の中に休日の項目もあるはずなのだが、あの感じを見ると契約書の半分も理解していないだろう。

 明日から早朝と夜に2回森を巡回することと森に来たボウケンシャを始末するよう言われた。安い賃金で要求だけは高い。この集落もそろそろ潮時だな。この1件が終わり次第契約を切り去ろう。

 こんな生活も自分達の居場所が出来るまでだ。


今回は少し短いです。

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