第十一話 「はは、そんなにかしこまらなくていい。これからは、同じファミリアの仲間なんだからな。」
最初の読者ができました。全然気づけなくてすみません。
「そうか。なら歓迎しよう。」
「わー!」
「よっしゃー!」
ケビンさんの一言で一斉に皆が集まってくる。
「わっ!皆さん聞いてたんですか?」
「ええ!皆こっそりキッチンから離れて、飲むふりしながら聞いてたわ。」
ラウラさんは笑いながら言った。
「いやー。こういう話はケビンさんに任せる事になってたかーらよ。」
エースさんがサムズアップしながら言った。
「実はみんな気にしてたのよ。裕君のこれからの事。」
エイラさんは笑いながら言った。
「そうだったんですか!」
俺はちょっと驚いた。
(やっぱりいい人達だなー。)
「どうやら。すでに皆から仲間と認められてたようだな裕君。」
ケビンさんは何度もうなずき納得していた。
「それで、冒険者になるのはいいとして、職業はどうするのでござる?」
リシンさんが尋ねてきた。
「職業ですか?」
「そうよ。この前教えたけど冒険者になるには職業を決めなければいけないの。」
ラウラさんが説明する。
この世界の住人は皆職業を持っている。民間人は商人や農民が多い。子供は親の職業の後に何々の子供って付く。例えば親が農民だったら、農民の子供って感じだ。しかし、冒険者という職業はない。冒険者になるにはほかの職業になってから、冒険者ギルド総括会で申請しなければいけないらしい。特殊な物や上級職業を除いて適性さえあれば、ある程度の職業にはなれる。
「選ぶ時は慎重にね。一度決めた職業を変更するのはすごく面倒だから。」
ミャオさんがアドバイスしてくれた。
「そうなんですね。ありがとうございます。職業はどうすれば選べれるんですか。」
「ステータス開いて、職業の欄を押したら選べれる職業が出るわ。」
ラウラさんが教えてくれた。
「わかりました。今夜辺りに選ぼうと思います。」
「なら、明日の朝一緒にギルドに行き、冒険者登録をしよう。」
ケビンさんが言った。
どうやら、皆から冒険者ギルド総括会はギルドと略称されてるらしい。
(まあ、冒険者ギルド総括会った名前長いもんな。)
「いいんですか?」
「ああ。私もギルドに用があるんでね。一緒に行こう。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
「はは、そんなにかしこまらなくていい。これからは、同じファミリアの仲間なんだからな。」
ケビンさんが俺の方に手を置いた。
それから、皆がいろいろ冒険者について教えてくれた。
毎話少ししか進めなくて、すみません。