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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
下級冒険者編
154/386

外伝22 毒薬は口に苦し

今月3話目。

冬のある日

薬屋ボン・サンス 調合室

「よし!これで毒薬完成!」

 傍から聞くと危険極まりない言葉だが当人の俺は気にせず喜んでいた。

「お!では早速鑑定してみましょう。」

 隣で他の薬の調合をしていたジルさんが近づいてくる。

「はい!」

 鑑定アビリティを使い瓶に入れた毒を鑑定する。

毒(普通):ドクダケの粉末を主に使って作られた毒。即効性がある。

成分:ドクダケ

   アオサイ

   キラービー

「おー!ちゃんと毒だ。」

 俺は小さい瓶に入れられた毒を掲げ飛び跳ねる。

「おめでとうヒロシ君。」

「ありがとうございます!」

 俺はジルさんからポーションの作り方を教わった日から暇があればここに来ていた。もちろん薬の事を教わるためだが、そのほかにもここの調合室を使わせて貰う目的もある。

(部屋で薬の調合をしたらちょっとした異臭騒ぎになったからな。あの時はラウラさんとエイラさんにこっぴどく怒られた。2度とあの2人を怒らせないようにしないと。おかげで自作のポーションは結構の量エクストラポケットに保存してある。)

 そのおかげかアビリティ薬剤知識を習得する事が出来た。この薬剤知識なかなかの優れもので、自分が1度手にした事がある素材がどの様な薬に使えるかを教えてくれる。要は薬のレシピみたいなものだ。詳しい生成方法は自分で研究しなければいけないがこのアビリティのおかげで大分楽になるのは間違いない。

(もしかしたらレベルが上がったらさらに役立つかもしれない。)


「今日もありがとうございました。」

「いやいや。ヒロシ君は実に教えがいがある生徒だよ。いつでも来てくれていいから。」

「はい。ありがとうございます。」

 俺はジルさんに礼を言って薬屋を後にした。 

最近ようやく事前投稿が出来る事を知った。

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