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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
下級冒険者編
129/385

第百六話 「ファミリアへのお誘いありがたく受けさせて頂くっす!」 

今月第三話。いろいろ試行錯誤しながら創作しているので、1話ずつの投稿になっています。

12月13日 11:00

 朝飯とも昼飯とも取れる時間帯にエイラさんが用意してくれたご飯を食べ終えた俺は自室で武器の手入れをしていた。明日には修理に出している装備も戻ってくる予定だ。装備を受け取ったその足でギルドに行き、適当なクエストを見つけて受けようと思っている。

 アイアンアントとジャイアントスパイダー討伐の準備が出来ればそのまま狩りに行ってもいいが、煙はともかく問題は炎。できるなら知っている2つの弱点どちらも用意しときたい。

(どうしたものか。ま、どうせ明日ジャックと一緒に装備取りに行くし、明日相談すればいいか。)

「ステータス。」

 とりあえず今のステータス確認しとくか。なんだかんだ言ってフローズンベア討伐後確認してなかった。

(お!3レベルも上がってる。うわーどう使うか迷うなこれ。)

 やはり強敵と戦うと貰える経験値も多くなるようだ。俺の場合アビリティ成長もあるので低レベルである今は上がりやすくなっているのだろう。

(どれにしようかな。)

 ちょっとワクワクした気持ちで取得できるアビリティ1覧を見ながら、自分に何が足りないかを考える。そして、次の目標の事も考慮した上で取るアビリティを探していく。

(よし、決めた。この3つにしよう。)


12月13日 19:00

 早めに風呂に入った俺は自室で寛いでいた。

コンコン

「はい。どうぞ。」

 ドアのノックに返事をした。

「ヒロシ君、お客さんが来ているわよ。」

 ドアが開きエイラさんが入ってくる。

「お客さん?」

(こんな時間に誰だ?)

 エイラさんについていき、1階に降りる。

「うす。」

 1階のリビングで待っていたのはジャックだった。

「ジャック、お前かよ。どうした?」

「こんな時間にごめんっす。」

 ジャックは申し訳なさそうに頭をかく。

「いや、いいよ。大事な話なら自室で聞くけど。…エイラさんありがとうございます。」

 エイラさんは軽く手を振って、自室に戻って行った。

「ジャック場所は知っているよな。先に行っててくれ。俺は飲み物取ってから行くから。」


自室

「ほらお茶。で、なんかあったのか?」

「ありがとうっす。」

 ジャックの動きがいつもより固い。

(まさか緊張してんのかこいつ?)

 受け取ったお茶を一気に飲み干し、意を決して話すジャック。

「俺決めたっす。昨日の返事今してもいいすか?」

(きのう…昨日。あ、あれか。)

 昨日にいろいろありすぎて、ジャックをファミリアに誘った事を忘れかけた。

「ファミリアへのお誘いありがたく受けさせて頂くっす!」 

ついにファミリアに入ることになったジャック。

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