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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
下級冒険者編
120/385

外伝17 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

今月2話目。

12月11日 21:00

「今日はヒロシの話を聞いてくださってありがとうございました。」

 ラウラとケビンはディナーテーブルでビアを飲みながら話をしていた。

「いやいや。後輩の悩みを聞くのもファミリアマスターの務めだよ。ハハハ。」

 ケビンはビアをグビグビ飲む。

「こちらこそヒロシ君が悩んでいるのに気付けなかった。ラウラ君がいて助かったよ。」

「夕食時のヒロシの顔、昔の私達も何かに悩んでいる時はあんな顔していましたから。でも、エースが新聞を取り出した時は焦りました。」

「ハハハ、そういえば君達の話を聞いた事もあったな。ずいぶん昔の事に思える。」

 ケビンは昔の事を思い出しながら酒の肴の焼き魚をつまむ。

「フフ。たったの数年前の事ですけどね。」

「ヒロシ君の悩みは冒険者をやっていれば皆にある事だ。これで少しでも解消してくれればいいが。」

「多分大丈夫ですよ。ヒロシは1人ではないので。」

「…ジャック君か。」

 ケビンは今朝あった青年、ジャックを頭の中で思い描く。

「はい。少ししか話したことがないですけどいい子でしたよ。」

「私も今朝少し話したが礼儀正しい青年だった。」

 2人はジャックの事を思い出しながら話す。

「ラウラ君はこの件周囲の反応が過剰だと思うかね。」

「そうですね。少し過剰な所はありますが、冬越し熊(フローズンベア)は下級冒険者がまぐれで倒せる相手ではないですよ。」

 ラウラは少し真剣に話す。

「それは私も同感だ。ハハハ、私達はとんでもない大物を拾ったのかもしれないな。」

「本当にそうなのかもしれませんね。」

 それから2人は後輩の話を肴に飲み明かした。 

外伝です。少し短いですが。

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