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現実逃避からの異世界冒険物語  作者: Piro
下級冒険者編
106/385

外伝15 自己紹介忘れるべからず

今日2話目。

12月11日 7:45

ファミリア サンダーバード キッチン

「おはようございます。」

 キッチンで料理しているエイラさんの姿が見える。

「あら、おはようジャック君。怪我はもう大丈夫?」

「あ、はい。もう全然っす。治療ありがとうございます。」

 俺は昨日の治療の礼を言った。

(俺もヒロシもなかなかの重症だったのに1晩で全快するって、やっぱり魔法ってすごいんだな。)

「そう、良かった。でも、何かあったら遠慮なく言ってね。」

「はい。」

「朝ごはんもう直ぐ出来るから、先に顔を洗ってきたら。水場は庭に出てすぐそこにあるから。」

 エイラさんは庭の方を指さして説明してくれた。

「あ、はい。」

 俺は言われた通り水場に向かう。


「っよ、ジャック。おはよう。」

 水場で顔を洗っていると後方からヒロシの声がした。 

「ヒロシ、おはようっす。」

 俺は丁度顔を洗い終わったから、ヒロシが使いやすいように水場から少し離れた。

「ありがとう。」

「うす。じゃあ俺は先にキッチンに戻ってるす。」

「おう。」


「はい。これジャック君の分ね。」

「ありがとうございます。」

 俺は席に座り朝食を食べる。ちなみに朝食はバターが塗られたトーストと鳥類の卵の目玉焼き、飲み物にコフィだった。

「おはよう、エイラ。」

 後から男性の声がした。

「おはようございます、ケビンさん。」

 エイラさんはケビンさんの分の朝食を準備する。ケビンさんは新聞を片手に俺の正面の席に座った。

「君がジャック君か。昨日一瞬会ったが面と向かって会うのは初めてだな。ヒロシ君から話はよく聞いているよ。」

「あ、はい。ヒロシとパーティーを組まさせてもらっている。ジャック・ビーンと申します。」

 確かに昨日ちらりと会ったが、治療で挨拶は出来なかった。ヒロシから話は聞いてはいたが実際に会うとオーラがすごい。

「ハハハ。そんな畏まらなくて大丈夫だよ。こちらこそうちのヒロシが世話になっているようだな。ファミリアサンダーバードのリーダーをしているケビン・スノーマンだ。よろしく。」

 ケビンさんは立ち上がり手を差し出してきた、俺も右手を出して握手をする。(思ったより気さくな人で良かった。)

「いえいえ、世話になっているのは俺の方す。」

 握手して改めて分かる、この人はとんでもなく強い。

 自己紹介後、俺とケビンさんは朝食を食べがら、他愛もない世間話をした。 

ちょっとした事に外伝書きがち。

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