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第6話 契約日程

沙っちゃんと会話してから、全然暗国軍から正式な契約をいつ行うか等の連絡は一切なかった。

そして、1ヶ月が経過しようとした頃、暗国軍から連絡があった。




見覚えのない携帯番号からのメールだった。だけど、その内容については、粗方予想はついている。

『次こそ本当に何のバグもなく、正式契約をしたい。日程は今度の日曜日。可否を既読後3時間以内に返信する様に。』

バグってなんだろうか。まさか、この前の急な日本語の事だろうか。分からん。それに、そのフォローも遅くないか?本当に契約を結んでも良いのだろうか。

『追伸。前の事を考える必要はない。前からの病気だ。まぁ、意識の回復に時間がかかるだけで、何の支障もない。』

コイツ絶対俺の考え読んでたよな!確実に読んで送ってきたよな!!魔法か何か知らないがやっぱ普通に契約を結んでた方が絶対安心だよな!!

「剣。もう学校着くぞ?と言っても集会したらすぐ下校なんだけど。」

「久しぶりに出てきたな〜仏。何話ぶりだよ。」

「何話ぶりって。ここは2次元かアニメの中なのか?」

「今の発言は忘れて忘れろ忘れやがれ!!」

「はいはい。分かったよ。」

覚えているだろうか。コイツは池永仏だ。ホント、何話ぶりに出てきたのやら。

「てか、まだ警察の非常線貼ってあんだな〜あれからもう1ヶ月は経ったのに。」

「仕方ないよ。皆いきなり地面が凹んだと思ってるんだから。」

「まぁ、初っ端から、やり過ぎだと思うけど、仕方ねーよ。何も知らねーんだから。」

勿論、暗国軍の事だ。

仏はあの後、暗国軍の事を誰にも話さなかったらしい。こっちからすればめちゃくちゃ有難いけど、アイツは腹の中で何を考えているのかが全く分からない奴だ。俺も売られるかも知れないし。

「集会の後で、いつもの場所に久しぶりに行かない?」

「悪いな。今日はちょっと野暮用があってな。すぐ帰らないといけねーんだわ。今度必ず埋め合わせするから。」

勿論、嘘だけど、今日は躱さないと本気でマズイ気がするから、嘘を突き通しておく。まぁ、埋め合わせは絶対するけど。

「分かったよ。それじゃあ、また。」

その挨拶が終わると同時に集会の合図がかかり、集会が始まった。




集会の内容は来年までの臨時学校の場所と各自の時間割の配布がメインだった。

通信学校の通学型みたいなスケジュールだけど、休みほとんどねぇぇぇぇぇ!!てか、日曜日と大晦日と三が日以外全部授業あるとか、完全に休ます気ねぇだろこの腐った学校ぉぉぉぉぉ!!まぁ、救いが意外と仏と時間割が被ってるから我慢するかとか言うわけねぇよぉぉぉぉぉ!!てか、言えるかボケェェェェェ!!

閑話休題

取り敢えず、集会前に確認したメールの返事をしなくては。

『別にいいけど、病気の事はきちんと話してもらうからな。これは命令だ。』

時間は2時間37分と意外と危ない時間だが、返したんだから良いだろ。

『そんなしょうもない事でいいなら良いだろう。じゃあ、次に話す内容を確認すんぞ。まず、正式……』




それから、日曜日まで臨時学校に通う以外は特に何もなく、運命かもしれない日曜日を迎えた。

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