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第49話 悪魔と剣

翌朝、珍しく5時前に目が覚めたので、散歩する事にした。

「といっても、散歩コースは近くの公園なんだけど」

そんな、同じ高校に通ってる奴で仏ぐらいしか知らない様な公園で、絶対に会わないと思っていた奴に出会った。

そう、悪魔である。

「……何の用だ?」

「朝早くに起きて、たまには別の場所を歩こうと思っちゃいかんのか?」

「いや、そんな事は無いけど……」

そんな事は無いのだけど、こんな場所で出会うと、嫌な予感と事しか思い浮かばない。

「まぁ、そんなに身構えるな。本当に単なる散歩なんだから」

「……」

その言葉を信用は出来なかったが、一応これ以上追求するのは止める事にした。

もちろん、追求しないからと言って身構えないのは別問題ではあるが。

「まぁ、こんな場所、こんな時間にたまたま出会ったのも何かの縁だ。良かったら話さないか?もちろん、暗国軍としてではなく、ただの知り合いとしてだけど」

話せば、色々と見透かされる気がした。色々といらない事を話すかもと思った。が、ここで情報を引き出すのもアリかと思ったので仕方なく、話す事にした。




「それで地球を征服しに来たのか」

「あぁ、そういう事だ」

「じゃあ、このまま行くと、地球もそうなる可能性が高いって事か?」

「なるかもじゃなく、絶対なるな」

「ふーん」

悪魔は意外と色んな事を教えてくれた。星の事、自分の事、地球に来た理由、もし、このままのペースで行くと、地球がどうなるのかなど、多種多様に、事細やかに教えてくれた。

「まぁ、そんな感じだ」

「なるほどね。じゃあ、あの頭のおかしい副官は何?」

「……帰らせてもらう」

「……帰れると思った?」

後日、聞いた話だが、その時の俺はどんな悪魔よりも悪い顔をしていたらしい。

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