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第二話
ああ、俺夢見てる。
ふと意識が戻ると、ふわふわのベッドの上にすわって暖かいコップを持っていた。あの部屋に慣れすぎて、一瞬にして夢だとわかってしまった。なんだか凄く悔しい。くそう。
それにしても、いままで夢なんか見たこと無かったというのに急にどうしたのだろうか。
あ、もしかして死んだ?俺死んだ?
手にあるコップからふわふわといい香りが漂って来る。多分紅茶だろう。紅茶には詳しくないから種類まではわからないけれど、どこかで嗅いだことのあるような匂いがした。林檎かな。あ、いや、やっぱりわかんねえや。
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