模様
真っ白な壁に黒いシミがあれば
そこに目がいく
落とせる汚れなら綺麗にしたいし
何かで隠せるなら見栄え良くしたい
黒いシミもいとをかし、なんて
達観できるのかな
シミも味のある模様、生きてきた歴史
そんな風に思える日もあるけど
初対面の来客や好きな人に見られるとしたら
黒いシミを愛するような芸当はできるかな?
あばたもえくぼも、恋で盲目の最初だけ
物理的なこの現実で
存在するものは必ず変化する
完璧な美人も年月で劣化する
新品の家や家具も老朽化する
外側の美しさは永遠に続かない
形あるものは必ず壊れる
そんなことはわかっている
もっと視野を広げる
白がポジティブで黒がネガティブとする
白が良くて黒が悪いのではないのもわかっている
そうだとしても、真っ白な中にある黒い部分にフォーカスしないでいられる?
ネガティブが自分の視野から消えるなら消したいし
オブラートに包んで別のものに誤魔化せるなら気にしないでいられる
ネガティブも愛の側面、と受け入れられる時もあるけど
より良い世界、より幸せな自分になるのにネガティブを愛せるかな?
どうしても気になる
フォーカスしてしまう
他の部分が白くなるほど、黒に目が向く
これが無ければ、何も気に病むことはなくなる
疲れる完璧主義はやめたけど
暇で退屈したり、何かしら良くあろうと思うと
プラスを向上させるより、まずマイナスをなくしたいと考えてしまう
あるがままの世界から
黒いシミは消えない
黒い部分が無ければ、真っ白な世界は存在できない
真っ白なだけの世界では見えないから
無いのと同じだから
黒があって白を認識できる
そういうものだというのも理解している
全てがあるから存在する
存在するから全てである
黒いシミがなければ、世界は存在しない
そして黒いシミを体験したくないのなら
黒いシミの存在を認めながらも気にしない
なかなかのパラドックスである
バランスを保ちながら
高い波動でいる秘訣
いつだって、全体像を見て
白の美しさにだけ集中する
黒いシミは絶対に消えない
真っ黒に塗りつぶしても同じように世界は消えてしまう
黒いシミを気にすればするほど
黒いシミの存在は大きく感じる
自分が白でも黒でも
ただ自分であること
呼吸して自分でいる
自分の存在を感じる
そうすることで自分を拡張する
自分が光ならもっと輝く
自分が闇ならもっと漆黒に
自分以外に力を与えない
私は白い壁が好きだから
自分らしく生きることで
黒いシミを光で飛ばす
世界中を光の反射で明るくする
自分を生きる
自分を表現する
自分を愛するなら、ただ自分でいる




