彼女への愛が強すぎる男の話
「綺麗な月だな。」
「そうね。」
…会話が終わってしまった、、俺はまっったくの恋愛知識がない…おまけに会話スキルもない…それなのにどうしたことか、とんっでもなく可愛い彼女が出来てしまった。いや語弊があるな…出来てしまった、のではなく出来たと言おう。そんなことより俺の隣にいるこの透き通るような肌に艶がある長い髪ほんのりとした血色のある頬や潤いがたまらない唇…完璧な美少女でなおかつとんでもなくモテている、なのについ最近俺に告白してきた…本当に俺の彼女なのか?いや落ち着け、俺。今更自信をなくしたところで失礼だ、
「そ、そ、そ、そういえばさ!あの映画見た?ほら、その、えっと、主人公が死んじゃうやつ、!」
いかにも焦りまくった様子で俺が言うと彼女は、ふふっと口元を隠しながら笑った。
「まだ見てないんだよね。優也は見た?」
よっぽど面白かったのかまた笑いそうになりながらも笑いを堪え面白そうにこっちを見てくる。
「見たよ!主人公がね!〜したのが〜でね!!…」
しまった、また自分の話ばかりしてしまった、。潤奈の話も聞くべきだよな、、
「ん?どうかした?もう終わり?もっと優也の話聞かせてよ」
こういうことをさらっと言ってくるのが俺の彼女。俺が告られたはずなのに気づけば俺がベタ惚れしている。
「いや、
俺だけ話してばっかでつまんないかなって思ってさ」
彼女はまた笑った。
「ふふ、なんだそんなことか。優也の話好きだよ、聞いてて飽きないし。」
呆れるほど可愛い
と、まあこんなふうにこの小説は俺の彼女への愛をことごとく書き留めたものだ。
いわゆる惚気、大好きな彼女への愛のストーリーお楽しみを。