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また一緒に星を見ましょう  作者: 青木りよこ
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 世界で一番遠い貴方へ


無事に着きましたので今これを書いております。

本当に信じられません。

あっという間の出来事でした。

時間に換算するとたった72時間です。

でも私にとっては一生忘れることのないかけがえのない時間となりましたことをここに記しておきます。

私はまだ13年しか生きておりませんが、貴方以上の人物は私の人生に存在しませんでした。

今貴方と離れているとは思えないくらいです。

とても身近に感じています。

乳母以上と言ったらいいでしょうか。

他に上手い言い回しがあったら知りたいですが無理でしょうね。

青い空、白い雲、物言わぬ星の煌めき、海の穏やかな美しさ、私生涯忘れません。

もう一度行けたらと思います。

何より貴方に逢いたいのです。

何度も言いますが貴方は私にとって初めてのお友達です。

こんなに心が通じ合える人と出逢えたのは奇跡と言っていいのではないでしょうか。

何にもまして素晴らしいのは貴方が自由だということです。

思うままに振る舞えるということです。

その全てが私にはないのです。

貴方を眩しく思うのは貴方の未来には肯定されるものしかないからです。

それに引き換え私の人生ときたら、目的地もわからず延々と歩いているようなものです。

でも進むしかないのです、他に道など有り得ません。

悲しいことばかり書いてしまって自分でも嫌になります。

貴方のように未来への夢を語れたらどれだけいいでしょう。

貴方がトウキョウへ行けることをこの地より願っております。

私のことを忘れないでください。

貴方の人生に痕跡を残せたことだけが私の人生の唯一の喜びです。

私は不幸になるでしょう。

もう既にそうですが、ますます不幸になるでしょう。

誰もが好きな方と添い遂げられるそんな世界は素晴らしいですね。

来世に期待します。

貴方と過ごした三日間は私にとってたった一度の自由な時間でした。

これを胸に生きてまいります。


遠い、遠い貴方へ。

愛をこめて。


317年8月17日











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