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未来へ宛てたバッドエンド   作者: もふてぬ
2/2

コセイ

漸く本編へ入れます。

まだまだ拙いですが見ていただければ幸いです。

次回は・・・まだ予定決めてないです・・・・

 「個性」とは。

他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。





 ・・・・・・。

辞書を閉じて考える。自分の個性って何だろう。

分からない。

僕は一枚の紙を見て顔を顰める。進路希望書だ。

昔から嫌なんだよな、これ。将来のことなんて誰にも分からないじゃないか。何故分かりもしないようなことを大々的に書かせるんだろう。確かに僕だってなってみたいことならある。

けど、到底無理なんだ。

出来ることなら神様になりたい、なんて。

進路担当講師に決めていないから書けないって言ったんだ、なのに自分の個性を活かせられると思う職業を自由に書けば良いって。そもそも個性って何なんだ?


馬鹿らしい。

僕はループしそうになった思考を止めてテレビへ向かう。今日は日曜日。幼い頃からずっと見ているアニメの時間だ。内容は主人公が仲間と助け合って共に成長しながら頂点を目指す物語。今となっては定番のシナリオだが、長く続いているのは何か多くの人が惹かれる魅力というものがあるのだろう。

そういや、昔は今季の放送一覧を友人と調べて観ていた新規アニメも、最近はコレしか観てないな。


主人公の友人が手を取って互いの健闘を祈っているシーンでふと、考える。

友人の個性は何だろうな。

・・・すらすらと出てくる。自分のは一つも出ない癖に我ながら憎いものだ。

まずA君は強面なヤンキー(本人は否定している)顔ってだけで一つの個性だよな、またそれでいて将来の夢は警察官だし。しょっちゅう交番に顔出しているから警官に毎回注意されてるように周りからは見えてるらしいけど。まあ、あの顔じゃ誰だって思うよな。僕もそう思う。

B君は長身でドがつくほどのアイドルヲタクだしな・・・で、将来の夢はファッションデザイナーって点もまた個性だ、多分。推しのアイドルに自分好みの服を着せたいってちょっとアレな夢もお持ちだけど。



・・・あれ?皆将来の夢、既に決まってるんじゃ?

僕は数少ない友人の情報を頭から引っ張り出す。後輩のC、アイドル。同学のE、教師。そういやEの友人Fも教師だっけ。

若しかして自分だけが決まってないのか?

そう考えると徐々に焦りが浮かぶ。しかし、将来の夢どころか個性も一向に浮かばないまま。結局、結果は出ず貴重な休日は終わってしまった。





だから、僕は皆が就職する頃この世には存在していないんだろうって思うことにした。

ぶっ飛びすぎだって、笑われるかもしれない。

でも、これが、何も思いつかなかった、僕への慰めだったんだ。



以前遊びで書いていた小説からのこだわりとして、自分のセリフに「」をつけないようにしています。

気づいてくれた方は嬉しいです。読みにくい?ごめんなさい・・・

そして当然のように結末以外今後の展開考えてません。一体どうなるんですかねははは


前話に引き続き、今後の参考にしたいのでコメント等、是非宜しくお願いします。

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