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角行と飛車1-3

三角は2係のメンバーを見て、「この人たちなら安心できるな…」と少しずれた考えを持ってた。なにしろ彼女は高校3年間、クラスの女子にずっといじめを受けていた。それからあまり人を信用できなかったが、今こうして2係のメンバーを見て、安心できそうだと思ったのだった。

スッと目の前に黒い塊が立ちふさがった。いや、塊と言ったら語弊が生じる。黒服に身を包んだ男性がいた。

「わっ」

普通に驚いた。樋野に負けないほどの美形であり、高身長、そして眼鏡の奥から光る冷たい目。明らか不機嫌そうだ。

「飛車、あんまり行花ちゃんを驚かすなよ」

飛車と呼ばれた男の隣に立つ男性が言う。というかもう下の名前で呼んでるし、と思った。

「はじめまして、俺は林兼吾郎(はやし・けんごろう)。こっちは飛車永二(ひしゃ・えいじ)だ」

林は少し丸顔で饒舌な男性だった。声がよく通り、普通の声で話しているのだろうが正直言って煩い。とりあえず愛想笑い、愛想笑い…。

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