ボクの猫系彼女が冬休みでも変わらず可愛い。ついでに僕も可愛い。ついでにじゃねぇよ。
晴天の下に遍くパウダースノー──その上を駆けるのは、デカデカと猫のイラストが描かれているスノーボードだった。
「にゃっはーッ!」
午後二時のスキー場。
彼女は猛スピードで、ネコの手を借りて急斜面を滑り降りていく。
短い青髪に、エメラルドグリーンの双眸。
猫みたいに凛としているし、猫みたいに小柄な少女。
「ちょ速いって……待て! 待ってくれ!」
「待たない……のニャーッ!」
「いやいやいや、待って! 美咲!」
ココは平均傾斜32°。
上級者も上級者用のコースだ───僕はエキスパートの美咲について来ただけで、別にスノボの凄腕ってわけじゃない。
中級者コースが滑れるぐらいの実力だ。
「ちょっと遅いよ、ヨウジ君」
「ごめんて……はあ、はあ」
「実力足りてないんじゃないのー?」
途中で振り返り、距離が空いていたからか……彼女は僕が追いつくまで待ってくれていた。
追いついてから、美咲にそんな事を言われる。
……ぐぬぬ。取り敢えず言い訳でもさせて貰おう。
「あのですね、可愛い女の子が滅茶苦茶上手に滑ってたから見惚れてて……本来の実力を発揮出来なかったのだよ」
「え、ニャンですと? それは聞き捨てならない。つーか、私みたいな可愛い彼女がいるんだから勘弁してよね」
美咲の声は雪よりも冷たく、ナイフよりも鋭かった。慌てて訂正する。
「いやですね、可愛い女の子ってのは君のことだよ。僕は美咲ラブだからね」
「にゃ?」
呆気に取られたかのか、美咲は唖然としてから、それから顔を赤面させた。
もうちょっと!
「可愛い」
「にゃにゃ!?」
更に、もうちょっと!
もっともっと!
「可愛いすぎる!」
「にゃにゃにゃーッ!?!?!?」
オーバーヒート。冬なのに頭から湯気を出して、顔はリンゴみたいになって、猫耳を立てて、美咲はその場で倒れた。
雪に埋もれるように、雪に対しうつ伏せで倒れたのだ。
「可愛すぎるよ、美咲のスノボーの猫が」
そう裏返すと、途端に美咲が起き上がって。
「おい!」
と僕のことを睨んできた。
……猫みたいなもんだ。睨んでいるその姿も、小動物みたいで可愛い。
眉が吊り上がっていて、頬が赤みを帯び、耳が猫のように伸びて、うん。可愛い!
すっごい可愛い!
「半分冗談だよ」
「は、半分……」
「でも美咲ちゃんと、その猫のスノーボードは一心同体、同じようなものじゃないか。だからどっちも可愛いって事さ」
「そういうこったら、許してあげニャくもないけども……」
「あ。本当?」
「ただし」
しかし、と彼女はある条件を提示する。
「私よりスノーボードで早くこのコースを下れたら、だけどネ! ……にゃ!」
取ってつけたように語尾に『にゃ』を付ける少女。そして無理難題を提示する猫。
そんな時でも彼女は、ああ、可愛い。
「おいおい、そりゃ冗談だろ? 僕は中級者、美咲は上級者。腕前には雲泥の差があってだな」
彼女がいくら可愛くたって、その提案を承諾する事は不可能ってもんだ。
今言った通り、実力が違いすぎる。
勝負にならない。
やらずとも分かる、勝敗が分かる。
「ねぇ?」
「なんだい」
「そんな事を気にしていたら……乗り遅れるニャよ」
一体、何にさ?
「このビッグウェーブゥにぃニャ──」
刹那。彼女は腰を低くし、僕から視線を外して──先を視る。
「おい待て……って、うぶぁ!?」
静止させようとするが、間に合わない。美咲は僕の目の前で、華麗にアンディを決めて粉雪を散らすッ!
「手加減はナシ、ホラ早くしないと行っちゃうよー?」
冬猫は、茶トラ猫のスノーボードで雪原を下る。
「やるしか無いってことかよ……、やるしかない。なら、やってやるさ!」
負けず劣らず、いや負けは確定だし劣っていることも残念ながら事実だが。
それでも、やれるだけやってやろう。
そんな魂胆で僕は彼女に挑む。技術もへったくれもない滑走だが、だけどそれで構わない。
僕はとにかく突き進むのだった。
◇
吹雪の中を駆け抜けて数十分、転んだり、怖くて減速したり……いろいろあったけれど、なんとなゲレンデに到着した。
自分の命がここに在るのが、奇跡に感じる。そうではないとしたら、奇跡に近いと言える。
「おっそかったねぇ」
「悪いか」
「悪くはナーイけど、ただヨウジ君が私から許してもらえないだけ」
「……ぐぬう」
ゲレンデに下りた時、美咲は上機嫌も上機嫌だった。珍しく自分の納得がいく走りが出来たのだろう。
だから、ソレに乗じて──僕の失言を許してくれるのではないか。
なんて期待していた。
のだが、ダメだったらしい。
青のニットハットに雪を積らせる美咲。
「どうしたら許してくれる?」
「え?」
考えても分からない。
実力行使だって叶わない。
なら率直に聞くまでだ。
それが最適解だろう。僕は彼女の目を見て、真面目なトーンでそう問いた。
美咲はまさかどストレートにそんな質問されると思っていなかったのか、呆気に取られた様子。頭から『!?』が浮かんでいるぜ。
さあ、なんて答える……?
「まぁ、うん」
一拍置いて、彼女が言う。
「逆にどうしたら、私が許してあげると思うかニャ? ニャンてね」
まさかの逆質問をされるとは思っていなかったので、僕は呆気に取られた。
立場逆転。
これが僕と美咲の立場関係。
くそうっ!
「ぐぬぬ」
「考えてみてよ」
考えてみて、と言われても……僕には難しい。だって許されないのだったら、ソレはソレで良いのかもと思ってしまうからだ。
可愛い美咲に許されないのなら、ソレで良い。それが良い。
なんてのは、あくまでも冗談だけどさ。
「そうだな。美咲は猫が好きだから……」
「うんうん」
「美咲が猫コスプレをする、それを僕が見てあげる……ってのは、あまりにも完璧な作戦か」
「ニャ!?」
僕の予想というか提案に、彼女の耳が立った。猫耳が見えた気がした。
どうだい。この案はさ、僕的にはかなり最高だと思うんだが。
「それはヨウジ君が得するだけでしょ、私に許して貰いたいのだったら……してくれるにしても、私が得する事にしてよ!」
美咲にとって猫コスプレを見てあげるのは、ご褒美ではないらしい。
そうなのか。
「じゃあなんだろう?」
改めて考えてみる。熟考してみる。じゃないと思い浮かばなそうだった。考えてみよう、もっと考えてみよう。
……ぐぬぬ。美咲が喜ぶこと、僕がしてあげれること。
そうだな。
「じゃあどうだろう。僕が美咲の代わりに、冬休みの宿題をやってあげるというのは」
今更かもしれない。僕と美咲は高校生で、今は絶賛ウィンターバケーション中だ───勿論、学生という身分であるので宿題、課題というものが存在する。
美咲は課題とか、そういう類のものは大嫌いだったはず。
なら、ソレを僕がやってあげるというのは……どうだろう?
「ダメにゃよ」
しかし断られてしまった。
「なんでさ」
「だって、もう宿題は終わらせてるもん」
「まじ? 僕はまだ一個も手を付けていないっていうのに」
冬休み終了まで、あと三日である。
僕の人生が終了するのも、多分同じぐらいだろうな。何故か分かる。
「宿題もダメになると思うと……なんだろう」
ココで『キスしてあげようか?』なんて言ったら引かれるだろうな。低確率で美咲が更に僕のことに惹かれるかもしれない。
いや、無い。
……ああ、一瞬でもそんな愚かな考えを持ってしまった自分が、とてつもなく憎い。
「あ、そうだ」
「なにニャ?」
閃いた! ……電撃は烈火の如くギラリと燃え上がる! 僕の眼鏡縁がキラリと光る!
因みにだが、僕はメガネをつけていない。
コンタクト派である。
「僕が猫のコスプレをするから、それを君に見せてあげる」
そんな事はどうでもいい。それより閃いた内容だ。僕は頭に電撃が走ってから、それから勢いでそんなことを口走ってしまった。
思えば、これこそが失言だったのかもしれない。
でも、それこそが美咲の望んでいた提案でもあったらしい。
「それなら許す、にゃ」
彼女は嬉しそうに親指を立てて、グッドポーズをして見せた。
◇
なんでだよ、と心の中で呟く。
そして、どうしてこうなった、と実際に呟く。どちらの言葉に込めた意味に差異は無く、ただ僕はニヒルに顔を下に向ける。
ただただ、この姿が恥ずかしい。
「おぉ、似合ってるニャよ〜!」
大人しめのボブみたいな僕の黒髪には……本格的な黒色の猫耳カチューシャが付いている。
似合っているかはともかく、手には同色の肉球手袋。
黒と白を基調としたゴスロリ──、ああ、なんともフザケタ格好だ。
「似合っているか似合ってないかはともかく、なあ。これ以外のものは無かったのかよ、美咲」
「無かったらしいニャ! 普通の猫コスプレは、既に先客がいたらしくて」
「……はあ、だからって猫メイドコスなんて。柄じゃない」
どうしてこんな"セット"が、ゲレンデの貸し出しコーナーにあるのか。
まずそんな疑問が浮かんでくるが、実際にあるのだから追求のしようがない。
しょうがない。
「ただの猫コスプレが良かった。それなら、まだ……やったことあるし」
「そう言えばそうニャったね、文化祭で"男の娘"猫コスプレをして、大反響だったニャンね! ……笑える」
「最後の言葉が聞き捨てならないぞ!」
猫コスプレなら文化祭でやった事があったし──いや、随分恥ずかしい思いをしたけれど──今回は美咲にだけだから、別に思っていたが。
これは、やっぱり、とっても、恥ずかしいッ!
可愛くてごめん? いいや、それどころじゃねぇ。ふざけるな。なんだこのフザけた世界は!
「まあ、可愛いは正義だよ。そうでしょ?」
「まあ、それには全面的に同意だけど」
「でしょ?」
そこまで会話して、僕はある事に気が付いた──はてさて、オチはどうしたものかと。
僕が猫メイドのコスプレをするだけ、そんなの酒席で笑い話にすらならないじゃねぇか!
……最も僕は高校生だから、そんなモノに出席する機会はないわけだし。
お酒も飲まないのだが。
とは言っても、なんだこりゃ、という状況には変わらない。
「さて、で?」
僕は居ても立っても居られなくなって、苦笑いで美咲にそう聞いてしまった。
凄い酷い質問だ。
だが、彼女は既に答えを持っていたようで……、
「そんなの決まってる。わざわざ冬休みに二人でスノボーしに来ているのだから」
「のだから?」
だから当然だよね、という様にライム読みを催促するかの美咲だが──ごめん、全く思い当たる言葉が思い付かない。
「のだから、織田信長から?」
「違うにゃ!」
だよね、知ってた。
「そりゃ当然、その姿のままスノボーよ!」
だよね……、って、は?
◇
防寒能力がさしてない、というか皆無の──猫メイドコスプレのまま、僕は上級者コースの頂上にいた。
風が吹く、その度に絶叫級の痛みが肌を貫く。
「いや、無理だからッ! 寒すぎるだろ──ッ!」
「だよね、知ってた」
なら止めろやボケナス!
なんだこの猫は、猫みたいに可愛い癖に……中身はただの悪魔ってか?
彼女はフカフカ、防寒ばっちしの純白のスノボウェアで──暖かそうだ。
「にしても寒いにゃね、やっぱり。お昼過ぎだから?」
「もう日は落ちてるよ!」
時刻にして大体、午後五時ぐらいだろうか。……というか、そんな事はどうでもいい。とにかく暖まりたい人生、それだけなのである。
その一心なのである。
ともかく、さ・む・い。
「あ、なんか寒すぎて暑くなってきたかも。耐え切れるかもしれない……!」
「雑学だけどね、ヨウジ君」
「なにさ」
「人って凍死する時、体を温めようとするから……体感ではめちゃくちゃ暑くかんじるらしいよ」
悪寒が走る。
いやいや、やっぱり寒くなってきたかも。
……なんて冗談言っている場合じゃねぇ!
早く降りないと、死ぬ! ガチで。
「僕はこんなところで死にたくない!!!!」
そう叫んだ時だった。
唐突に。
「よお、お嬢ちゃんたち。……なんか凄い格好してるけど、というか大丈夫? ココ上級者コースだけど滑れる?」
知らん男性客一人に絡まれてしまうのだった。ニットからはみ出る銀髪がチャラい。
スキー場に頻出するチャラ男だろう。
「……へっくしょん!」
寒い。
「え? 大丈夫ですけど。私は一応、上級者ですし」
「でもそっちの子はとっても辛そうじゃない? 寒そうで、手もまともに動かなそう。こんな状態じゃこのコース、独りじゃ完走出来ないでしょ」
「だから大丈夫ですって」
寒い、寒すぎる。
美咲とチャラ男が口論しているところを、両腕で肩を抑える様にして凍えながら僕は見る。
「寒そうだよ、心配だよ?」
「だい、大丈夫ですって言ってます」
「いやでも……」
大丈夫ではないけどね? 寒いけど。でも、ココでそんなことを言うと空気が終わってしまうだろうさ。
かと言って何も言わないと、この口論は水平線を辿るだけだ。
つまり、この場は僕がカッコよく収めてあげないといけない。
……つーか、僕女の子扱いされているし。
気に食わない、悪い気分じゃないが。
だから、そこら辺もガツンと言ってやる!
そう思って、一歩踏み出した瞬間だった。
「あれえ、何してんのお前」
「いやさ、この子達可愛くね?」
「確かに!? まじやん、あ、でもナンカ寒そう……」
遅れてリフトから到着した、チャラ男の仲間らしき男性客が数人集まってきやがった。
やばい。寒さも限界だし、この状況だと緊張して僕は何も言えない。
最も寒すぎて、動かないのだけれど。因みに動かないのは口だけじゃない。
体全体もだった。
「っと」
「え?」
───しかし、気がつく時には体が動いていて、平均傾斜32°のココを下っている最中だったのだ。
「逃げるニャよ!」
そう。
この状況をいち早く脱出しようとか、美咲が僕の手を無理やり引っ張ってコースを下り始めたのだ。
「ちょっと待てよ!」
男たちが声を出して、追いかけてくる。
つーか……。
ただでさえ寒いのに、向かい風が……ああ、うん、もうヤバい。
「うわあぁぁぁあ!!?!?!? 寒い寒い寒い!? 痛い!? 痛い超えて、痛い! ってそれは、痛いじゃん!」
「ちょっと落ち着くニャ。落ち着いて走るニャ」
「ひっ!?」
更に気がつく。
僕は今までにないぐらいの猛スピードを出していたのだ、少しでもバランスを崩せば……全身の骨をゴキりとやってしまうだろう。
考えるだけで恐ろしい。
だが今はもっと恐ろしい状況にいるので、怖くはなかった。
既に怖いから───。
「っとは言っても……寒いし痛いし涙出そうだし、ゴスロリのスカート捲れて恥ずいし……やばいぞコレ!」
人生全ての苦痛を体験している気分だッ!
泣きてえ、泣きます。
既に泣いている───。
「安心して、ネッコの私が……ご主人様を無事に届けてあげるから」
メイド服を着ているのは僕だし、立場が逆な気もするが……まあいい。
メイド服を着るタイプのご主人様だって、いるかもしれないし。
「……っぅ、頼むよ」
「ほら!」
「は?」
更に唐突──美咲の何処にそんな力があったのか知らないが、彼女はスノボーの勢いに乗ったまま、僕をお姫様抱っこしやがった。
「ネコはね、可愛いだけでなく、実は強いのニャよ……ッ!」
ニヤリと笑う美咲、うっすらと八重歯が僕の瞳に映る。
──か、可愛いだけじゃなくて……カッケェ!
感動のヨウジ!
とにかく言える事は、風に当たる面積が増えたので……寒みぃ! ってこと!
美咲の青髪が吹雪の如く風に、翻った。
「ほらほら、ほらニャっ! もっと攻めるニャヨ──ッ!!!」
滑る滑る、滑っていくッ!
更に寒く寒く、寒くなっていくッ!
◇
ゲレンデに着いてから、僕たちは背後を見たが……そこに男たちの姿はなかった。あまりにも美咲が速すぎたらしい。
取り敢えず僕は中に入って、猫メイドコスをカウンターに返して元の服に戻る。
「これで一安心ニャね!」
「数十分前の自分を恨みたいね……」
明らかに体の感覚がしない中で、身支度を済ませる。僕たちは高校生で泊まるなんてのは簡単じゃない。
だから日帰りなのである。
駅までの送迎バスがスキー場から出ているため、それに乗る。
特に何も無くバスに乗った。
まだ微妙な時間帯なため、客は少なかった。
彼女と隣、二人席に座る。美咲が窓際で、僕が通路側。
「どうだった?」
開口一番がソレ。
どうだったと、言われましてもね。
「寒かった、とにかく……アホみたいに寒かった」
「そういうことを聞いているわけじゃなくて」
「知ってるよ」
彼女が頬を膨らませてまた怒ろうとしたので、手を美咲に向けて突き出し制止する。
知っているよ、
そういうことじゃないってのはさ。
「いつもそうだけど」
前置きして、言う。
「今日の美咲は一段と可愛くて、カッコ良かったよ」
と。ちょっと一悶着あったぐらいが、生きるのには丁度良い。今日はそれを満たせた充実した1日だった様に思える。
これぐらいが丁度良い。
幸せってもんだ。
「……ありがとニャ」
薄く美咲が笑う。
それから静まり返った。つーか、そっぽ向かれてしまった。
黙ってら窓の方を見ている彼女。
……もしかして、ココまでカッコつけて臭い台詞を吐いたのに、彼女の求めている回答が出来なかったのか?
僕は?
とすると、それは、相当にダサいのじゃないだろうか──。
急に恥ずかしくなってきた。
最も、今日一番の恥ずかしさにはそれでも勝てないのだけれど。
と、
勝手に羞恥に浸っていると、
「ヨウジ君も相変わらず可愛かったよ」
なんてフザケタ言葉で、唐突に美咲が返してくれるのだった。ふと知る。
美咲の頬は紅く染まっていることに。
ああ、幸せっつーのは、これだから良いんだ。
劇的なシーンじゃなくて、
ちょっとした日常。
ちょっとした特別。
毎日ある新鮮。
ふと感じる、戯れな想い。
これがあるから、生きていけるってわけ。新年も明けて……とても良い事があったかは分からない。
もしかすると悪い事だらけだったかもしれない。
だが、これからの毎日が在ることを願って。
僕は毎日をただ、ひたすらに、頑張って、生きていくだけだ。
ああ、可愛いに幸あれ。
始まった今年に幸あれ。
今年が始まって1日、2日目と本当に波乱だし、大変と言う言葉では言い表せないぐらいには辛い事が起きました。
ですから、僕の『可愛い』を追求した作品が皆さんの心を少しでも温めることが出来たのなら幸いです。
新年もよろしくお願いします。