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第6話 第二王女様

聖神「さて、このあとどうするか?」


ピー「まずは生きている人たちの生存確認をしたほうがよろしいかと」


聖神「え?」


聖神「なんでピーの声が人っぽくなってるの?」


ピー「それは先程マスターが、盗賊を倒したので、そのときにレベルアップしたからだと思います。」


聖神「レベルアップ!?」


ピー「はい」


聖神「そんなシステムあったの?まるでゲームじゃん!」


ピー「後ほどそのへんの事情はおはなしします。」


ピー「それより先に確認したほうがよろしいかと」


聖神「そうだね。そうしよう」


聖神が生存確認をしようと馬車の方へ向かうと、

生き残っていた兵士Aが、


兵士A「お前ら何者だ。その馬車には近づくな!」


聖神「僕は聖神翠といいます。」


聖神「あなたがたが襲われているのがわかったので、助けに来ました。」


兵士A「そうか。礼を言う。」


聖神「大丈夫ですよ。別に対して強くもなかったですし」


兵士A「君のその力は一体どこで?」


聖神「自分にもわからないんですよね〜」


兵士A「一体それはど、、」


聖神「それより王女様のこと確認しなくていいんですか?」


兵士A「そうだ!」


兵士が倒れそうな体で、馬車へ向かっていった。


兵士A「王女様。第二王女様ご無事でしょうか?」


馬車の中から、姿を現したのは、金髪ロングの美少女だった。


王女様「えぇー大丈夫よ。ありがとう」


兵隊A「第二王女様がご無事でなによりです。」


王女様「お怪我は大丈夫?」といって心配そうな王女様をみて、兵隊Aは問題ないですと言って、顔を下げた。


部下を心配できるいい人だなーと思っていると、


王女様「始めまして。私は第一王国国王の娘の第二王女、シルフィードと申します。以後お見知りおきを!」



聖神「始めまして。ぼ、僕じゃなくて、え〜と私は聖神翠といいます。」


聖神は、ちきゅうでも女の子とあまり会話することなく、ましてやこんな美少女を見たことがなかったので、とても動揺した。


シルフィード「この度はお助けいただきありがとうございます。」



聖神「たまたま通りがかっただけですから、そんなにお気になさらずに」


シルフィード「それでも私達を助けていただきありがとうございました。」


翠はそのシルフィードが見せた笑顔に見惚れていた。その顔を見るのに夢中で、いきなり話しかけられたことで、、、


聖神「い、いえ、こちらこそ?」


シルフィード「こちらこそ?」


聖神「いえ、あ、はい 」


シルフィード「面白い方ですね!」


聖神「ははは、、、、」


その後、兵隊Aと聖神、シルフィードの三人で兵士たちの遺体を土に埋めた。


そして、盗賊たちをどうするか考えていると、ピーが、


ピー「なら、ボックスに入れればどうでしょう?」


聖神「ボックス?」


ピー「はい。ボックスとは食料や武器などのアイテムをしまうことができます。」


聖神「え、でもそういうのって生きたものは入れられないんじゃないの?」


ピー「本来であれば、そうなのですが、マスターは特別なので問題ないです。」


聖神「え〜」


ピー「ただしデメリットもあります。」


ピー「生きたものをそのまま入れると、その生物が暴れだしたら中のものにも影響が出てしまいます。」


聖神「なるほど。生きたまま捕獲するのは難しいと」


ピー「はい。」


聖神「それでも十分チートだよ。」


聖神「今回はこの盗賊たちを縄で縛っておけば、問題ないし。」


聖神「じゃあ、僕のスキルでこの盗賊たちを中に入れて街まで行きますので、そこで衛兵に渡すということで大丈夫ですか?」


兵士A「は?」


シルフィード「え?」


兵士A「翠殿。スキルの中には、ボックスというスキルがあるのは知っていますが、その空間はあまりにも狭く、人によって誤差はありますが、それでも、45人のましてや生きたまま入れることなど聞いたことがありません。」


シルフィード「私もそう伺っています。」


聖神「ほら、疑われたよ、ピー」


ピー「、、、」


聖神「たまたま自分は入れられるみたいなので、」


聖神「なんなら、今から試しましょうか?」


といい、聖神は45人の体をボックスにしまいこんだ。


兵士A「!」


シルフィード「、、すごい!」



兵士A「そんな力一体どこで、、?」


聖神「たまたまですよ。さぁー街まで行きましょう。」


兵士A「命の恩人なので、そういうことにしておきましょう。」


第6話終わり

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