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第29話 ★ イヴァン 戦闘3

翠とイヴァンが戦うことになり、


イヴァン「合図は?」


翠「いらない。いつでもかかってこい」


イヴァン「舐めるなよ!」


イヴァンがそう言い足に力を入れた。

そして思いっきり殴りかかってきた。

団長よりは速いが、翠には止まって見えた。


翠「おいおいどうした?その程度か?」


イヴァンがそう言われ、もう一度突進するところで翠が後ろから攻撃しようとすると、イヴァンが


イヴァン「絶対防御」


イヴァンが絶対防御のスキルを発動し翠の攻撃にたえ、瞬時に狙いを翠にむけ、足で蹴り上げたときに翠目掛けて斬撃を飛ばした。

(ワン○ースのゾ○の空飛ぶ斬撃みたいな感じです。)


だがそれを手で弾き返されてしまった。

それに驚き空きができたイヴァンの後ろに瞬時に回り込み頬を殴り飛ばした。

その衝撃でイヴァンは部屋の隅まで弾き飛ばされてしまった。


イヴァン「グフォ!!」


そして翠が壁にぶつかって倒れているイヴァンのもとへ行く。


翠「わかったか?どのぐらいの力の差があるのか?」


イヴァン「うるさい黙れ!」


翠「、、、僕はね、この世界の住人じゃないんだ、、」


イヴァン「、、何を言っている?」


翠「そのままの意味だよ。僕は神様にあってこの世界に飛ばされてやってきた。」


翠「もとの世界で変なものを拾ったおかげでね、、」


翠「そしてもとの世界には僕の母親がいる、、、」


翠「その母親のもとに戻るためにこの世界に来ていろいろ調べようとしているんだ。」


翠「だから君が人を守ろうとする気持ちも疑う気持ちもわかるんだ。」


翠「だから無理にとは言わない。」


翠「本当に嫌なら今すぐに開放してあげる。」


翠「どうする決めていいよ。」


イヴァン「、、、、」


ミーナ「、、あなた」


イヴァン「ミーナ、、、」


ミーナ「この方についていきましょう!」


イヴァン「いいのか?!このまま解放されても、、」


ミーナ「あなたは最初なんて言って戦ったの?」


イヴァン「最初、、、、あ!」


ミーナ「そうよ。負けたら従うといったのよ。」


ミーナ「それを破るというのは獣人族としての誇りを汚すものよ。」


ミーナ「そんな男と婚約した覚えはないわ!」


ミーナ「男なら一度言った言葉は守りなさい。」


イヴァン「、、、そうだな」


イヴァン「俺はお前の、、、いえ私は貴方様と奴隷契約を結ばせてもらいます。」


イヴァン「先程の無礼をお許しください」


ミーナ「私からもお願いします。」


といって二人は頭を下げた。


翠「こちらこそ。煽ったりしてごめんね。」


翠「じゃあ二人はいいとして双子の兄妹はどうする?」


双子の兄妹はお互いに目を合わせ頷く。


翠「わかった。じゃあミーナさんクリケットさんと他の奴隷たちを呼んできてくれる?」


ミーナ「かしこまりました」


そういってミーナさんが出ていったあと翠が


翠「本当に良かったの?」


翠「僕と契約して?、、、」


イヴァン「はい。」


イヴァン「妻の言ったとおり、私は一族の誇りを汚すところでした。」


イヴァン「私はそれがとても嫌いなのです。」


イヴァン「かといって、負けっぱなしも嫌なので、」


イヴァン「お仕えしたあとも挑戦させていただこうと思っています。」


翠「、、、それはお手柔らかに、、」


イヴァン「それにあなたからは他の人間にする嫌な感じがしないですから。」


イヴァン「妻に言われて気づきました。」


イヴァン「そんなことも気づけなかった私をお許しください。」


翠「いいよ。大切な人を守るためだったら命も惜しくない。それはすごいかっこいいことだと思うよ。」


そう言われイヴァンは、


イヴァン「、、、ありがとうございます。」


と答えた。

このときのイヴァンは嬉しくて涙が出そうになるをぐっとこらえた。


29話終わり


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