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第2話 神界

家に帰った聖神は自分の部屋で母の帰りを待っていると、眠くなって寝てしまった。

そして聖神が目を覚ますと、そこは真っ白な空間だった。


聖神「どこだここは?」


???「神界じゃよ」


聖神「誰だ!?」


???「わしは創造神ゼロじゃよ」


聖神「創造神ゼロ?」


ゼロ「翠よ。君は選ばれたのじゃ」


○聖神と翠は同一人物です。


翠「選ばれた?」


翠「それはどういうことですか?」


ゼロ「君は最近虹色の玉を見つけたじゃろ?」


翠「はい、、、」


ゼロ「あれは神玉しんぎょくと言って、一億年に一回生成されるものなのじゃ」


翠「一億年に一回!?」


ゼロ「そうじゃ」


翠「なんでそんな貴重なものがあそこに?」


ゼロ「それは、、、、」


???「それは私から説明するわね」


真っ白な空間からいきなり金髪の巨乳美女が出てきた。


???「はじめまして、魔法神のソフィアよ」


ソフィア「よろしくね翠くん」


翠「なんで自分の名前を?」


ソフィア「君は神界で有名人なのよ」


ゼロ「あの〜、、、」


ソフィア「あんたは黙ってなさい」


ゼロ「はい」


何故か創造神のゼロが魔法神のソフィアに睨まれていた。そして、翠は話を変えるためにソフィアにさっきの続きの話を聞いた。


翠「それでなんでなんですか?」


ソフィア「まず、なぜあそこに神玉があったのか、それはこのジジイが誤って地球に落としてしまったからなの」


翠「、、、は?」


ソフィア「ジジイが誤って地球に落として、」


翠「もういいです。分かりましたから」


ソフィア「理解が早くて助かるわ」


ソフィア「それで、それに焦ったこのジジイは、急いで落としたところを探したら、君が手に持っていたというわけ」


翠「それがなんで創造神様が焦ることになるんですか?」


ソフィア「あれはね死の玉とも呼ばれているの。」


翠「死の玉?!」


ソフィア「あれは人間が持つと、一瞬で砂になってしまうの」


翠「あの玉砂になってしまうのですか?!」


翠「自分さわれましたけど??」


ソフィア「理由はわかっていないわ」


ソフィア「それに神玉の方じゃないわよ」


翠「え?」


ソフィア「砂になるのは人の方よ」


翠「えぇぇぇ〜〜」


ソフィア「それほど危ないものなの」


ソフィア「だけど、その代わりに適合すればものすごい力を手に入れることができると言われているの」


翠「ん、、、言われている?」


ソフィア「誰もあの鍵を使ったことがないの」


翠「鍵?」


ソフィア「あの神玉の中に入っていたでしょ?虹の鍵?」


翠「はい」


ソフィア「そもそもあの神玉を持てた人は、今までで一人もいないの」


翠「そうなんですか!!?」


ソフィア「そうよ!それほどすごい力を持ったものなんだから」


ソフィア「なにか鍵を持ってみて、変わったことはある?」


翠「なんか自分の目の前にウィンドウのようなものが出てきて、読めない文字が書いてあるんですけど」


ソフィア「私には何も見えないからなんとも言えないわね」


ソフィア「もしかしたら、それ異世界の言語なのかもしれないわね」


翠「異世界って存在したんですね、本の世界でしか知らなかったので」


ゼロ「あのーちょっといいですか?」


ソフィア「」

ソフィアは、ゼロを鋭い目つきで睨んでいた。


ゼロ「お願いじゃ」


ソフィア「はぁーどうぞ」


ゼロ「よし、話は戻るぞ」


ゼロ「翠、翠の目の前にはウィンドウみたいなものが出ると?」


翠「はい」


ゼロ「先程から話を聞いていて思ったのじゃが、どうじゃその件も踏まえて、一旦異世界に行ってみるのはどうじゃ?」


翠「なぜですか!?あまりにも急すぎます。」


ゼロ「理由は2つ」


ゼロ「一つは、今は我々でもその謎を解くことはできないのじゃ、なにせ一億年も解かれることがなかったからの〜」


ゼロ「2つめは、お主は死んだことになっているから戻る器がないのじゃ」


翠「え?」


ゼロ「今話せているのは、翠の魂をこの場所に呼び寄せたのだからじゃ」


翠「じゃあ、僕は死んだことに?」


翠「母さんは?母さんはどうしてますか?!」


ゼロ「問題なく生きている、じゃが、疲れきっている様子じゃな」


翠「そんな、、」


翠「どうにかならないのですか?!」


ゼロ「今は無理じゃ」


翠「そんな、」


ゼロ「じゃが、方法は一つある。」


翠「なんですか?!」


ゼロ「君が異世界で何らかのスキルを手に入れ、君に現れている何らかの能力を理解し、使いこなせるようになって、地球に戻ることじゃ」


ゼロ「神は基本世界に干渉できないようになっている」


ゼロ「じゃが、今回は翠の魂が彷徨っていたのでこちらへ呼び寄せられたのじゃ」


ゼロ「わしの落ち度でこんなことになってしまい申し訳ない」


翠「くそっ!」


と翠が悩んでいると、、、


ソフィア「男だったらしっかりしなさい!」  


翠「え?」


ソフィア「確かにこのジジイに責任はあるけど、もう終わってしまったことはしょうがないわ。」


ソフィア「お母さんのもとに戻るんでしょ?」


ソフィア「なら、できる事をやって早く戻れるように頑張りなさい!」


翠「、、、」

 

翠「はい!!」


ソフィア「ちゃんとこのジジイはちゃんと教育しておくから」


ゼロ「いやだーーーーーーーーーー」


翠「お願いします」


ソフィア「じゃあ、異世界に飛ばすわね」


翠「ちょっと待ってもらっていいですか?」


ソフィア「どうしたの?」


翠「母親に手紙かなんかを送れないですか?」


ソフィア「それぐらいなら問題ないけど」


翠「あと、異世界から母親にお金とか送ることってできないですか?」


ソフィア「じゃあ、そのスキルもつけてあげるね」


翠「ありがとうございます」


ソフィア「君にはその鍵があるからもっとすごい力が手に入るはずよ」


翠「はい。ありがとうございます」


ソフィア「じゃあ、行ってらっしゃい」



ーーーーーーーーーーーーーーーー


母さんへ僕がどこにいるかは言えないけど、

しっかりと生きています。

すぐに戻るので心配しないでください。

そのうち何か送るので、それで豊かな生活

を送ってください。翠より




ーーーーーーーーーーーーーーーー







ソフィア「行ったわね」


ゼロ「母親思いのいい子じゃの」


ソフィア「そうですね」


ソフィア「さて、教育を始めますか」


ゼロ「え?きゃあーーーーーー」


神界中にゼロの声が響きわたった。



少し時間が立った。すると、そこには何人かが現れた。


???「あれゼロのじいちゃんなんで伸びてんの?」


???「ソフィアの仕業でしょ」


???「それよりあの子は?」


???「えー僕の能力あげたかったのにー」


???「また、そのうち会えますわよ」


???「、、、」


???「そうなら、いいの〜〜」


???「俺様の弟子にしたいなー」


???「暑苦しいぞゴリラ」


??? 「喧嘩はやめてよー」



第二話終わり



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