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第13話 冒険

執事Bが扉をノックする。

コンコン


執事B「聖神翠様をお連れしました」


王様「入って良い」


執事B「どうぞ。」

 

執事Bさんが扉を開けてくれる。


翠「ありがとうございます」 


そして、翠が入り、続いて一緒にいたメイド長のセリカがその部屋に入った。

執事Bはそのまま部屋の中には入らず、扉を閉めた。


中には、自分、王様、シルフィード、執事長、メイド長の5人がいた。


王様「こちらに来て座りたまえ」


翠「はい。」


翠は、王様に席に座れと言われ、その言葉に従い席に座った。


席には翠が座り、その向かいの席には王様とシルフィードが座っている。そして、王様とシルフィードの隣に執事長とメイド長のふたりが立っていた。

  

例  【】=イス 


メイド長【シルフィード 王様】執事長



    【    翠     】



翠は一人で大きい椅子に座っている。


翠(セリカさんも執事の人も座ればいいのに)


翠(まぁ〜でも、王様の前で座ることになるのは無礼にあたいするからだめなのかな〜?)


などと翠が考え事をしていると、王様から声がかかった。


王様「翠よ。改めて言わしてもらう。シルフィードを助けてくれたことに感謝する。ありがとう」


王様がそういうと、翠以外の四人が頭を下げた。


翠「さっきの式でたくさんお礼を言ってもらったので大丈夫ですよ。頭を上げてください、皆さん」


王様「相変わらずだなお主はハッハッハ」


シル「翠様はとても良い人ですよ。お父様」


お父様=王様


王様「そのようだな!」


王様「さて、褒美の件だが、すぐには用意できないものもある。白金化50枚はすぐ用意出来るが、他はまた後日になる。その時まとめて渡すということで良いか?」


翠「はい。問題ないです。」


王様「ふむ。」


王様「さて、本題だがシルとの婚約の話だ。」


王様「婚約パーティーを開きたいんだが、いつ開くとする?翠よ。」


翠「そんなにすぐに開くのですか?!」


シル「この国の貴族では、婚約が決まったらすぐに婚約パーティーをする人が多いですよ。」


執事長「他の貴族様が家や置物、料理の見栄えなどの自慢みたいなものです。」


王様「どの要素も良ければ、他の貴族たちにもアピールできて、牽制ができるからな。」


翠「そうなんですか、、え〜とそちらの方は?」


王様「そうだったな。まだ執事長には挨拶をしてもらってなかったな。」


執事長「遅れて申し訳ございません。」


執事長「私、執事長のセバスと申します。」


王様「セバスは、私が1番信頼している部下だ。」


王様「困ったことがあったらなんでも言ってくれ。」


セバス「遠慮なくお申し付けください。」


翠「はい、セバスさん」


王様「では、一旦今日はここまでにして、婚約パーティーの細かい日時はまた来たときに話すとする。」


王様「それで良いな?翠、シル」


翠「はい。」


シル「はい!!」ニコッ


王様「さて、翠よ。屋敷を渡すまでこの城に住んでいなさい。」


翠「え?いいんですか?」


王様「当たり前だ。恩人を帰すわけにはいかんしな。」


王様「それにシルの婚約者だから、当たり前だ!」


翠「、、、、ありがとうございます」


王様「なんなら、ずっと泊まっていっても良いのだぞ?」


翠「それは、、、ちょっと」


王様「ハッハッハ冗談だ。」


王様「それでお主は褒美をもらったあとどうするつもりなのか?」


翠「、、、、、私はあることを探しています。ですが、それが何かもどこにあるのかもわかりません。」


翠「なので、本当はいろいろなところを旅しようと考えていました。」


翠「ですが、屋敷を貰ってしまったのと、シルとの婚約があるので、、どうしようかなと、、、」


翠「シルをおいて行くわけにも行かないし、、」


王様「シル。」


シル「はい。なんですかお父様?」


王様「お前が外の世界を見るのに丁度いい年齢だ。」


王様「どうだ?翠について行ってみては?」


シル「私は、、、私は翠様についていきたいです。」


王様「そうか、よく言った。」


王様「シルと会えなくなるのは寂しいが、頑張ってきなさい。」


シル「はい!」


王様「それにすぐに旅立つわけではないのだろ?」


翠「はい。私もこの街に来たばかりなので、1年ぐらいはこの街のことや周辺などを調べようかなと思っています。」


(お母さん待っててね。少し時間がかかるかもしれないけど、なんかいろいろあって婚約したから、婚約相手のシルに会わせてあげられたらいいな。)


(それに今すぐ会えないのは悲しいが、手紙を送ったので僕が生きていることもわかったと思うし。それに生活費も送って上げられるスキルももらったし、すぐに帰れるようにいろいろ頑張るから待っててね。お母さん)



王様「そうか。なら、婚約はその間に行おう。」


翠「はい。わかりました。」


王様「では、今日は疲れただろ。」


王様「部屋に戻って休むといい。」


王様「セリカ、部屋まで送ってあげなさい。」


セリカ「はい。」


セリカ「じゃあ、行きましょう。翠様」


翠「はい。」


その後、セリカに部屋に案内されたあとにお風呂に入るか聞かれたが、疲れたので今夜はいいですと答え、そのまま寝た。


13話終わり

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