第10話 王様 貴族
一方式場の中では、
王様「今日はよく集まってくれた皆のもの」
貴族A「王様のお呼びとあれば来ないわけにはいきませんよハッハッハ」
王様「今日は重大発表があるから、そのつもりで頼むよファルバール侯爵」
貴族A=ファルバール侯爵
ファルバール侯爵「重大発表ですか?」
王様「ああ。それは後に話す」
式場の後ろに控えている執事Aから準備ができたとの連絡があった。
王様「では、あちらも準備ができたようだな。」
王様「では、始めよう。」
王様「今回集まってもらったのは他でもない。私の娘のシルフィードが盗賊に襲われた件についてだ。」
貴族達が騒ぎ出した。いろいろなところで第二王女様はご無事なのかという声が上がっていた。
中には、第一王女様ではないから、後継の件は問題ないがなどという声も上がっていた。
王様はやれやれといった気持ちを抑えつつ、
その騒ぎを制すように手を上げた。
すると、場はすぐにしずかになった。
王様「だが、たまたまその通りがかった者に助けられ無事だそうだ」
それを聞き、安堵する者たちの声が聞こえた。
王様「なので、その者に褒美を与えたいと思う。」
王様「では、入ってきたまえ。」
一斉にそこにいる場の人たちの目線が入り口に向く。
10話終わり
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